ADHDは子供の頃の障害と思っておりました。
しかしながら、メンタルクリニックで働いてみると最初はうつ症状できた患者さんが、診察を受けADHDだったという事例がありました。
パンフレットを読んでみると、ADHDは年齢を重ねると収まる傾向にあるとされてきましたが、最近の研究では60%の人で成人期にも症状が残ると言われているようです。
ちなみに、ADHDだったと言われる有名人は…
トーマス・エジソン
織田信長
坂本龍馬
モーツァルト
ベンジャミン・フランクリン
アルバート・アインシュタイン
など、名だたる歴史上の人物がいますね。
ADHDは、自閉症の中の一つの障害ですが、何かしらのこだわりや才能に優れていたりします。
私の勤めているクリニックにいらした方は、TOEICがほぼ満点という優秀なかたでした。
時に周りの人とのコミュニケーションが上手くいかないことによって生きづらさを感じてしまうようです。
先ほど申し上げた有名人、エジソンは度を越した知りたがり屋さんで、「なぜ?」という質問を繰り返し教師を困らせたり、なぜものが燃えるのかを知りたくて家の納屋を全焼させたりしたそうです。普通は「変わった子」と思われてしまいがちですが、彼の母親だけは理解を示し心の赴くままに研究することを全面的に応援したそうです。
坂本龍馬は10歳を過ぎてもおねしょが直らず、友達にからかわれたり、食事はボロボロこぼす、袴は一人で履けないなど不器用だったエピソードがあるようです。しかしながら、幼くして母を亡くした後は姉が献身的に龍馬を守り、文字を教え、剣術を教えたと言われています。姉が注いでくれた愛のおかげで自尊心がきずつくことなく、正義感あふれる若者に育ったのです。
ADHDは障害と見られがちですが、個性なのです。理解を示し支えてくれる誰かがいれば、その人にしかない才能が発揮できるかもしれないのです。
コミュニケーションが苦手な、空気を読めないようなことを言ってしまうような人がいた時、すぐに不快だと切り捨てるのではなく、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
もしかしたらADHDなのかもしれません。
その個性に優しく寄り添う社会であって欲しいし、そういう人でありたいな〜なんて思ったので文章にしてみました
大人のADHD
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※パンフレットは
日本イーライリリー株式会社様の発行しているものを拝見いたしました。