メンタルクリニックに勤め始めて6ヶ月目。
なんとなく思うこと…
それは、『ココロとカラダは切っても切れない』関係であること
そんなのわかりきっていることだとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、メンタルクリニックに通っている方は現時点でそれを意識できていない人が多い…と感じている看護師の一人でございます。
私もうつ状態になって一時仕事を1週間くらい休んだことがあるのでうつになる人の気持ちもわからないでもない…
親との関係で悩んで、過換気を起こしたことがあるので不安障害の人の気持ちがわからないでもない…
しかし、病状が良くなる人とそうでない人との間には決定的な違いがあります。
それは、
『病気が良くなって、社会復帰したい!自分らしく生きていきたい!!』
という強い思いがあるかどうか。
治らない人は、自分の周りに起きることや自分の感情にに執着しています。
◯眠れない→薬でなんとかしたい
◯あの人がこう言ったからイライラする→あんなことを言うなんて納得できない
◯私にばかり仕事がまわってくる→他の人より頑張っているのに納得できない
いわゆる、スピリチュアル的に言うと内観できていない状態。
治る人は、出来事を客観的にとらえて自分を理解し、少しずつ少しずつ困ったときの対処法を見つけていきます。
◯眠れない
→から、運動して疲労感をつくろう。
から、夜考え事をしなくていいような日中を過ごそう
◯あの人がこう言ったからイライラする
→から、どうしてあんなことを言ったのか考えてみる。自分に原因があるなら治そう。
から、心を乱されないようにあの人と一定の距離を保って過ごそう
◯私にばかり仕事がまわってくる
→から、無理な物は無理というようにしよう
から、同僚に手伝ってもらえるように話してみよう
まあ、ざっくり言うとこんな感じです。
治らない人のカルテを見ていると、やっぱり「人がこうだから〜」とか「私の気持ちなんて分かってくれない〜」「なんで自分だけ〜」とか、悲劇のヒロインのようにお話しなさっているように感じるのです。
そう言う人に限って、結構クリニックで「待ち時間が長い」とか「この書類を今医師に書いてもらわないと困る」とか我がまま言ったりする方がいらっしゃるようにお見受けします。
『だから会社でもうとまれるから孤立するんじゃないの〜』
ココロを守るにはそういう時期も必要ですし、一時的にはいいかもしれませんが、
もう少し客観的に自分を見れるようになってみたらいかがかな?
というちょっとした看護師のぼやきでした。
※全員が全員そういう人たちということではありません。1度うつ病やうつ状態になってもちゃんと回復されて再発していない方もいらっしゃいます。