【火花】
著者:又吉直樹
出版社:文藝春秋

読もう読もうと思っていて、全然読んでなかった本。
コロナに罹患し、隔離生活で、やることもない(何もできない)ので、読んでみた。

文章の構成は私は割と読みやすかった。
活字だらけかと思ったら、会話もたくさん出てきて、すらすら読めた。

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売れない芸人が漫才師とは何か?というテーマに奮闘する日々を綴った小説だ。

主人公であるスパークスというコンビの徳永の目線から、先輩芸人のあほんだらの神谷さんとの日々を通してみた世界を描いている。

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私がいいなと思った一文は、

『誰がなんと言おうと、真樹さんの人生は美しい。』p92

真樹って誰やねんて思ったあなた、ぜひどんな人だったのか、火花を読んで知ってほしい。

芸人の世界って知らないけど、この本に書かれているように、漫才師って毎日ネタ探して面白さが伝わるように毎日同じその話をデフォルメしてるんだろうなぁと思った次第。

テレビに出ている人たちは本当に一握りで、落ちぶれていく人も、第二の人生歩む人も、みんなみんな一生懸命生きてるんだなぁと思った。

私は、お金がなかったり大変な思いをすることが本当に嫌だったので、安全安心な生活をするためにリスク回避で看護師になったと言っても過言手間はない(幼少期大変だったので)。

だから、芸人の世界に飛び込める人って本当に勇気のいることだなと思った。

人生はかけられないけど、面白いことを考えるのってすごくクリエイティブで、人を幸せにできるんだなと思った。

差し当たって、私の周りで起きる出来事も、面白く話せるように、私も推敲しようかしら?と思わされる本でした。

良かったらぜひ読んでみてほしい。
(いや、大概の人はもう読んでるって)