トヨタ自動車、リクルーター制度を再開へ
こんにちは、【就活塾】高田です
今日、トヨタ自動車がリクルーター制度を再導入する旨の発表がありました。
トヨタ自動車は2日、12年春の新卒採用で、社員が大学の後輩を個別に
勧誘する「リクルーター制度」を8年ぶりに再導入する方針を明らかにした。
記事によると、10春の採用で学生のエントリー者が2割減であったことから、
人材募集の強化策として再導入をするとのことです。
さて、この記事を読んで、みなさんはどう感じますか?
一見すると、学生にとっては可能性が高くなる話のようですが、
よーく考えてみると、そうでもないことが分かります
記事の中にあるエントリー数は、事務系が7000人、技術系が1500人に
なったそうです。
調べてみると、トヨタのこの年の採用人数は事務系80人、技術系380人
となっていました。
つまり、トヨタの採用基準では、学生7000人の中からたった80人を選ぶ
のでは人数が足りない、、と言っているのです。確率で表すと1.1%です。
内定承諾率が60%として計算しても、確率は1.5%となります。
技術系は推薦枠があるので、単純な数字ではないと思いますが、
一応同じように技術系も算出すると、4.2%となります。
トヨタはこの量や質では足りない、、と思っているわけですが、みなさんから
見れば、なぜそんなに??と疑問に思う数字ですよね!?
つまり、、、ストレートにいえば、
応募者に対して、内定を出したい人材が少なすぎる。
言い換えれば学生の質が悪いので、これだけ集まっていても足りない
リクルーター制度は、その名のとおり、若手社員を採用活動に導入して、
学生との面談や勧誘を行わせるわけですから、経費はとても多くかかります。
ましてや、若手社員は売上を上げたり、業務を行う中枢にいるわけですから、
その業務を止めてまでリクルート活動を行わせるというのは、大変な投資活動
です。
でも、そこまでしても、良い人材の獲得に注力しなければならないような状況に
トヨタはなっているのだと想像できます
でも、、、みなさんの現状は就職難!?
さて、このギャップとなる原因、その現象の意味の裏側をみなさんは
分かっていただけるでしょうか?
PS:
このエントリー数字や承諾率、企業によって差はありますが、大手メーカー
であれば、だいたい近い数字となります。具体的にはエントリー数は
数千人規模、でも内定率は1%前後、、といった数字が現状です。
さぁ、ガンバレ!就活生
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