「登場人物」と言う物語 28

 

1童貞と上陸 2買春と買夏 3樹上と巻物📜4巫女と禁欲

5田舎と散逸6純粋と培養7津波とベルギー8不敬罪と星

9安倍と麻生10公務員と父11一浪一流一鮪

12選民と思想13アルバイトとあるバイト

14普通の社会人とは 15童貞喪失のヒエラルキー

16大阪の人はずる賢い東京の人は嫌いや

17鋼の熱処理 18華麗なる業界 19お客様の預者

20 就職前の経済 21人間荘  22 大阪と自動車

23   泳げタイ焼き君 24 ハスラーとバチュラー

25 僕の政治的立場  26副参事と言う偉いさん

27 のほほんと浪花節 28

 

この物語はノンフィクションです。

 

○正しい知識

正しい知識と言うものに魘されて来た。SM作家で団鬼六と言う人がいる。高校の時、35年以上前に、僕等高校生は何処からともなく団鬼六の小説なり、雑誌を手に入れたものであった。僕の場合、父が都立高校の教師だったので、生徒から没収した大量の雑誌の中に団鬼六は多くあった。SMと言うのは、その頃特別の輝きを持っていて、読んだ事が無くても団鬼六といえば、SMだった。ただ、今思えば、あの頃の僕等のSMの知識源は月影ケンが多かったので、知識が混乱錯綜していたのだろう。

何で団鬼六の話題を出すかと言うと、この団鬼六の読みである。僕は高校の時、自分が嘘つき🤥で、段々と友人達の信頼を失いつつあるのに気がついていた。ある日、団鬼六の話題になり団鬼六を知ったかぶって「ダンキロク」と読んだところ、友達が「ダンオニロク」だろと言って、その場を立ち去り、それ以上話してくれなくなった。あれは心の傷になった。ショックを受けた。それ以来、自分の言ってる事は全て嘘の出任せにみえ、発言の相手を選ぶ様になった。そして、この時の様な友人に警戒する様になった。

 

団鬼六

SMものなどの官能小説の第一人者として著名である。代表作に『花と蛇』。多くの作品が映画化された。作家活動の他、鬼プロダクションを設立して、ピンク映画やSM雑誌を手掛けた。将棋雑誌の出版も行った。

本名は黒岩幸彦(くろいわ ゆきひこ)[2]。初期のペンネームに黒岩松次郎[3]、花巻京太郎[4]。なお、本人の弁によると“鬼六”の読みは、“おにろく”でも“きろく”でもどちらでも構わないとのこと」Wiki

 

そして35年後、このネタでブログを書き始めようと思って、Wikiを見たらこれである。「なお、本人の弁によると“鬼六”の読みは、“おにろく”でも“きろく”でもどちらでも構わないとのこと」あんたそりゃあ無い。僕の一生のトラウマの1つだったのだ。本日氷解した。

 

SMとは

「SM(エスエム)は、サディズム(加虐嗜好)およびマゾヒズム(被虐嗜好)的な性的嗜好に基づいて行われる倒錯的プレイ全般、ないし同プレイを含む文化様式(サブカルチャー群の総称である。加虐被虐性愛(かぎゃくひぎゃくせいあい)とも言う。

「SM」は、加虐嗜好の「サディズム」(sadism) と被虐嗜好の「マゾヒズム」 (masochism) を組み合わせたサドマゾキズム (sadomasochism) の略語。加虐嗜好者のことを「サディスト」(sadist) あるいは単に「S」、被虐嗜好者のことを「マゾヒスト」(masochist) あるいは単に「M」という。なお、「SM」という言葉が一般に定着する前は、「アブチック」「悦虐」「責」「耽奇」などと表現されていた[1]。」Wiki

 

ケン月影とは

「ケン 月影(ケン つきかげ、1941年11月10日[1] - )は、日本漫画家長崎県佐世保市出身[1]。官能劇画の第一人者[1]。本名の月足正憲名義による作品もある。」Wiki

 

ケン月影の漫画は素晴らしかった。絵が無いので説明しにくいが、あの絵の描く女性の脇の下と、「痒さ」の表現が堪らなかった。

 

この話題を出したのは、今から書く人の話をするためだったのだ。

 

○何でも知っている男 、村伊さん

この人の前では、いい加減な僕の知識を披瀝する事が出来なかった。彼は僕がこの会社に入る2、3年前に中途で採用された村伊さんだ。僕とはフィジカル面、テクニックの面で真逆の人と言って良い。本当になんでも知ってるのだ。メカに詳しく、オートバイで会社に🏍通い、猪木の様な上半身をして、目が渋かった。この会社で働きながら、バーテンダーのアルバイトもしていた。バーテンダーをしていたらこの会社の重役にスカウトされたらしい。僕とは真逆で、僕の嘘に突っ込みも多かったが、ただこの人は優しかった。

正しい知識を持つ事は重要だ。それで、嘘をつく事が許せないのも理解出来る。でも怒らない、優しさが欲しい。このウィキペディアの時代、問われるのは持っている知識の正確さ、量は、インターネットが助けてくれる。むしろ、そこから跳ね返る自分の真実にこそ優しく、時間を取る事が出来る様になったのだ。もう会社は辞めてしまったらしいが、村伊さんの優しさには感謝したい。

 

○いると安心するキャラクター 桐光さん

優しさと言えば、この人もだ。この人も中途採用の人であるが、他の熱処理工場から来て、色々と教えてもらった。この人が、プレリュードに乗って居たのを、鮮明に覚えている。こうゆう人は、大体唇💋が厚く、ボソボソと話す。人の悪口は絶対に言わない。本当に、こうゆう傾向がある。あれは、なんなんだろう。この会社で、この工場の人は、中途採用の人が多く、何故か皆正社員より良い車に乗って居た。正社員の方が余程地味だった。車と言う🚗財産、車と言う人生を実感するのは、海外に赴任した後だ。

 

 

続く

 
000000000000000000000000000000
 
 
00000000000000000000000000