○冬尿
尿道に❺前立腺に❼目を覚まし❺
時を刻むは❼五十路の冬尿❽
にょうどうに❺ぜんりつせんに❼めをさまし❺
ときをきざむは❼いそじのとうにょう❼
僕は知らぬうちに、
前立腺の薬を💊飲んでいたのだ。
だから、時を刻む様に、3時間毎に尿を、
排泄している。
そんな50路の冬である。
「尿道や前立腺のアドレナリンα1受容体を遮断することにより、尿道内圧を下げ、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善します。
通常、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられます。」
タムスロシン塩酸塩OD錠0.2mg「日医工」
○赤木圭一郎
横浜の❺霧笛が俺を❼呼んでいる❺
早く逝くなよ❼金剛のマドロス❾
よこはまの❺むてきがおれを❼よんでいる❺
はやくいくなよ❼こんごうのまどろす❾
「霧信号所(きりしんごうしょ)とは、航路標識の一種、音波標識である。霧や吹雪などで視界が悪いときに船舶に対し音で信号所の概位・方向を知らせるものである。霧笛(むてき、英語:foghorn)と呼ばれることもあるが、船舶の汽笛による霧中信号(視界制限状態における音響信号)と混同されることも多い。」Wiki
○吹雪
粉玉灰❻綿餅べた霙❽乾き濡れ❺
締濡れ締まり❽雪粒となる❽
ふんぎょくはい❻わたもちべたみぞれ❾かわきぬれ❺
しまぬれしまり❼ゆきざらめとなる❽
一口に、雪と言っても、いりいろな段階の呼び方がある。
雪が溶け、消える日までには、この呼び方を覚えましょう。
「性状による分類
雪の状態を細かに表した、淡雪、薄雪、粉雪、細雪、どか雪、べた雪、ぼたん雪、綿雪などの表現がある。降雪に関しては、慣習的に以下の7つの分類が存在する。
粉雪 |
さらさらとした粉末状で、乾燥した雪。寒冷な地域に多い。パウダースノー。アスピリンスノー(北海道方言)[3]。 |
玉雪 |
球形をした雪。雪のシーズンの初めや終わりの時期、また雪雲のでき始めている先端部分などで見られる。 |
灰色雪 |
空中をすらっと降りてくるのではなく、灰のようにひらひらと舞いながら降りてくる雪。やや厚みがあり、日光に当たると陰影ができて灰色の影ができる。 一般的な降雪としてはこれが最も多い。 |
わた雪 |
手でちぎった綿の様に大きな雪片からなる雪。水分を含み、重みのある雪。降雪地帯の中でも温暖・多湿な地域に多い。 |
もち雪 |
融解が始まっており、水分を多く含む雪。雪の塊は餅のように柔らかく自由に形状を変えられる。 |
べた雪 |
もち雪よりも水分が多く、べちゃっとした雪。団子状に固まっていることもある。ぼた雪、ぼたん雪。 |
みず雪(水雪)
|
べた雪よりもさらに融解が進み、水気の多い雪。みぞれと同じ |
農水省の分類
乾雪(かわきゆき) |
灰雪 |
最も細かく風にとぶもの |
|
粉雪 |
灰雪よりもやや大きいもの |
|
玉雪 |
最も大きく円い塊となり飛ぶもの |
|
綿雪 |
綿のようにふかふかしたもの |
潤雪(ぬれゆき) |
餅雪 |
つかむと軽い手触りのもの |
|
濡雪 |
ややべたつくもの |
|
水雪 |
もっと水分が多いもの |
締雪(しまりゆき) |
小締雪(こじまりゆき) |
しまり加減による |
|
硬締雪(かたしまりゆき) |
同上 |
潤締雪(ぬれしまりゆき) |
潤締雪(べたしまりゆき) |
|
|
水締雪(みずしまりゆき) |
|
粒雪(ざらめゆき) |
小粒雪(こざらめゆき) |
|
|
大粒雪(おおざらめゆき) |
|
凍雪(こおりゆき) |
小凍雪(こごおりゆき) |
|
|
硬凍雪(かたごおりゆき) |
|
|
氷板(ひょうばん) |
全く氷化したも |
Wiki
○麻痺の右手
厳寒の❺隙間風吹く❼左手に❺
麻痺の右手が❼指絡め寄り添う❾
げんかんの❺すきまかぜふく❼ひだりてに❺
まひのみぎてが❼ゆびからめよりそう❾
昨日は本当に寒かった。
食堂でも食事を待っている間に、冷たい風が、
左手の指の隙間を冷やした。
ふと気が着くと、麻痺の右手が、
左手に指を絡め温めた。
これは、ノンフィクションだ。
○彫刻
あの森は❺黒き描画の❼くっきりと❺
目を離せば❻歌い踊らん❼
あのもりは❺くろきびょうがの❼くっきりと❺
めをはなせば❻うたいおどらん❼
あの森は、あちこちでフォトグラファーの、
黒い光がくっきりと描き出され、
目を離せば、歌い踊っている。