皆さん、こんにちは。こんばんは。
おはようございます。











このブログを動かすのもお久しぶりかと思います。
自分の思いのままに更新したい時に更新するスタイルになっている事。お許しください。











役とかではなく、自分自身の想いを言葉にするのがとても苦手なのですが、僕なりにこのミュージカル「薄桜鬼」について、少しお話ししたいなと思い、書かせて頂いております。















もともと、「薄桜鬼」という作品は知っていた僕なのですが、劇場で拝見したことがなく、恥ずかしながら、その歴史の深さやそれぞれの登場人物も、一般常識くらいしか知りませんでした。













そんな中で沖田総司という役のお話を頂き、嬉しいという感情よりも先に、こんなに偉大な人を、歴史ある作品を、僕に務まりきれるのだろうか。と思ったのが正直なところでした。









そしてなによりも。
"ミュージカル"
感情を歌に乗せて届ける。
今までした事のない、未知の世界。








名だたる、歴代のキャスト。

長年愛され続けている作品。












僕の中で少しずつそれらが、黒く重く
のしかかってきていました。











プレッシャーがないと言ったら嘘だし、
プレッシャーの塊だった。











僕はメンタルが強いわけでもないし、
器用な人間でもないし、
みんなが思うほど、心は明るいときもある。










でも、それでも、世界のどこかで僕を見てくれてる方が、少しでも明るくなるなら、糧になるなら、僕はいつまでも元気でいる。
そしてみんなが元気になるから、それで僕もまた元気になる。










今回、ミュージカル「薄桜鬼」に出演して僕の中でたくさんの課題が見えた。







稽古も、本番も。

悔しい日もあった。





出来ない自分に嫌気がさした。







カーテンコールで笑顔になれない日もあったかもしれない。










こんな自分にこの大きな拍手をもらえる資格があるのだろうかと。








今思えば、大切な時間と決して安くないチケット代を払って来て下さってる皆さんには本当に失礼だなと思う。








でもやっぱり1公演も逃さずに、自分の納得のいくものを届けたいし、そうしなきゃ。と思えば思うほど、悔しくなったり。









僕にとって沖田総司は、
俳優人生の分岐点だったと思う。









これから先も沖田総司をやることができたら、
もっともっと研究してこの想いをはねのけるくらい成長して帰ってきたい。






いや、絶対にそうする。





沖田総司をもっともっと愛して、
たくさんの方に
認められるような人間でありたい。








藤堂平助役のゆーたくんが、大千秋楽終わった後に僕に言ってくれた言葉
「最後のナンバー、
しゅーじとできてよかったよ。」






その言葉にすごく救われた。





たくさんの人に迷惑をかけちゃったけど、
周りのキャストの言葉に、
救われて、
支えられて、
それで毎日沖田総司として舞台に立てたこと、本当に嬉しく思います。





今度は僕が一番組組長として、支えられるように。
皆の"剣"になれるように。









やるべきことを重ねて、その時に備えて。













また、満開の桜が綺麗に散りゆく姿が見れますように。













僕の春がまた訪れますように。











沖田総司役 菊池修司