息子が産まれて、分娩室にハルと二人きりの時間があった。
ハルを近くに寄せて、こう、言った。

「あいさつと、ありがとう、ごめんなさいができるようになってね。それ以外は、何も望まんから。」

ハルが成長するたびに、色々思うことはある。
もっとこうだったら、ああだったら。
よその子とも比較はしてしまう。
何度も泣いた。

でも、その度に、二人っきりでかけた言葉、

「あいさつと、ありがとう、ごめんなさいができるようになってね。それ以外は、何も望まんから。」

を、思い出すようにしてる。



反面教師を受けたので(苦笑)