※過去記事


「生まれて、すみません」

二十世紀旗手/太宰治




第二十九夜 【完全に「役立たず」の人はいない】

障碍者の方は、その生き方を通じて、生きる意味を教えてくれます。
インドでは自分の家に障碍のある人が生まれたら、**であると考えます。
余計なことを考える必要はないのです。

アルボムッレ・スマナサーラ





「余計なことを考える必要はない」

それは、日常が平凡に過ぎていくことをありがたく想うことくらい
難しいと思う

それができたら、ブログでこんなにボヤいてばかりいない


「平凡な日常の基礎に、根深く、永続する苦がある状態では。」

とても、しんどい方から頂いた言葉です






「案ずるより産むが易し」


妊娠・出産のことのみでなく

「産む」までに
案じて案じて案じて案じて案じて
ココロが崩壊してしまう人は
いる

案じないことが、できない人間は、いる

「産む」が易しではない
案じていた方がまだマシだった人も
いる

「産む」のが「自由になる」ことだったら
もういない

案ずるもまた、一案なのかもしれない




辛い
苦しい
哀しい
淋しい

がんじがらめのココロで
それでも今日も生きる方達を
想う





「生まれて、すみません」
その一文を読んだからというわけではなく



「生きてて、ごめんなさい」



ごめんなさい






惟人