ご無沙汰しております
珠玄です
あべのハルカス美術館で開催中の
広重
『摺の極(すりのきわみ)』展へ行ってきました
9/1(日)まで開催
期間中、2期に分かれていて
前期と後期で作品をほぼ総入れ替え
かなりの作品数が展示されています
前期展へは1人で行き
その時に感じた感覚を
誰かと擦り合わせたくて
友人を誘って後期展へ
保存状態が良好な
広重だけの作品を集めた展示会![]()
もうね
すごかったです
ため息が出るほどの版画集![]()
そして
広重の肉筆画には心臓を撃ち抜かれました
ほぼほぼ全作品が木版画なんですが
彫り師と摺り師の技術が高すぎて
版画に見えない作品が多数
木版の木目をわざと残してその模様を
砂浜の模様として利用したり
細い雨の線や美人画の後れ毛を
彫りの技術で見事に表現したり
その技術もさることながら
1番驚いたのが
多くの人数が関わっているはずの
彫り師と摺り師のエネルギーが
全くといっていいほど
ほとんど入っていないこと
ごいす
木版画を視て
たくさんの人が関わっているのは解るけど
それ以上の情報が入ってこない
職人たちの徹底した "自分を入れない" 技術
そして、さらに驚いたのが
作品に広重が居ない…
正確には広重の自我というか
感情というか、承認欲求というか
他の画家の作品から
読み取れるような背景が視えてこない
広重の作品ということは、わかる
だけど、広重がいない
ちなみに、北斎は北斎感が満載です
広重の木版画は
まるで、スナップ写真のよう![]()
それは、構図だけじゃなく
エネルギー的にも
風景画の中には
その風景のエネルギーが入ってるものがある
しかも、描いた当時のエネルギー
出雲大社を描いた作品からは
御神気が感じられる…
そんなこと、ある?
もう、この事実には
友人と2人で
どういうこと??ってなった
肉筆画であれば
被写体のエネルギーが乗るっていうのは
わかる
でも、これ、版画ですよ
多くの職人の手が入っている
どうやったら、そんなことが可能なのか?
友人と話して出た答えが
おそらく
職人たちは
画家の描いた絵のエネルギーを
そのままトレースしてる![]()
いやいや
もう、ほんっとに
江戸時代の職人たちの技術には
驚嘆しかない
職人たちばかりを誉めそやしましたが
広重自身の良さ、すごさは
私が語るまでもないように感じます
現物を見てもらいたい
愛してやまない被写体を
ただただ、ひたすら描く
広重の素直な描写
肉筆画の優しいタッチは
みごとに私の琴線に触れました![]()
後世にまで残る
人の心を打つ作品には
そうなるだけの理由があるんですね
広重展は9/1まで開催
ご興味のある方は
是非とも行ってみてください![]()
あべのハルカスのマスコット・キャラクター
「あべのべあ」のカプチーノ
17階のカフェ・CiaoPressoで飲めます

