条件付きフライト。「通」は怖がらない。 | 秀のブログ

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昨日の話です。続きを書こうと思っていたのですが

寝てしまったので、今書いています。


「今日の千歳は街全体が

霧の覆われていたみたいで

条件付きフライトになりました。



朝の天気予報では、

全くそんな気配が無かったのですが、

空港に行って知りました。



Go aroundを繰り返しても、

だめだったら Divertするか

Return するかの条件でした。

もっともDivertは入ってませんでしたが、

final approachが01(ゼロ ワン)へ直だったら、

姿勢を大きく変えないで、

霧の隙間を狙ってLandingがしやすいと思いましたが、

タワーの指示は19L(ワン ナイン レフト)で

traffic pattern に入ってLandingをするわけですから、

Go aroundの可能性は高く、覚悟していました。

でも、無事着陸して帰ってきました。」


ちょっと「通」通ぶりました。


着陸復行(Go around)とは、着陸態勢に入る

ギリギリの所で着陸ができないと機長の判断したら

再度、体勢を整えて着陸を試みる事です。

(ご存じの方もいらっしゃるでしょうが書きました。)

Divert(ダイバート) 進路変更つまり代替えの空港に

降りることで、Return は文字通り、

出発の空港に戻る、つまり羽田に引き返すことです。


01と19は、滑走路の方位です。

01は10度、19は190度に向いているわけ、

01だと南から北上している機体は、

そのまま、大きく回らず滑走路に着陸出来るわけです。

でも、昨日は、南から来て180度方向転換して

190度の滑走路に着陸の指示が出ていたわけです。


悪天候だと、一瞬のタイミングで、

降りられるか、降りられないか、状況がかわるので、

結構大切なんです。


着陸復行(Go around)は、私は2回体験しています。

1回目は、朝の千歳で深い霧の中、行われ

2度目には無事着陸。

2回目は夜晴れていたのですが、

滑走に何か起きたみたいで、着陸直前で

着陸復行(Go around)が行われました。


これって、普通の状態ではないので、

やはり、結構驚きます。

着陸直前だとエンジンの出力を

ギリギリまで下げるので

エンジンは音が低くなり、

揚力が無くなりかかって

滑走路の降りるのが普通ですが、



着陸復行(Go around)の時は、

「ああ着くな」と迫る滑走路を見ていると、

そこで、突然静寂を打ち破り

エンジンが、大きくうなり声を上げて

上昇に転じるわけですから、

「ななななんだ」って感じになります。

でも、「通」だから恐いって顔はしません。

(バレバレの恐い顔をしているのかもしれませんが・・・)


で、昨日は出発前から

着陸復行(Go around)などが起こる

可能性を聞いていたので、覚悟していました。



ちょっと不思議だったのは、千歳目前まで、

厚い雲も無く、きれい夕日が見る位晴れていました。

ですが、

本当に、千歳の一角が、雲、霧に覆われているのです。

高度1000mより低いところ、500mぐらい以下に

厚い雲が密集しているのです。

上から見えた厚い雲は、

完全に千歳の街をふたしている様な感じでした。



だから、行けども行けども、

永遠に着かない

底なし沼に入っていく気がしました。


実際は、計器飛行で、誘導されているから

心配はないのですが、

何とも言えない気分を味わいました。

着陸復行(Go around)もなく

無事着陸できて、

「うぉーやった!!!」という思いを

「通」だから一切顔には出さず、

礼をいって機内から出ました。


「通」決して怖がりません。