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自分勝手に徒然に

趣味のことを思い立ったがまま、徒然に、自分勝手に書いていきます。

この方って凄い人物なんですが、教科書にも出てこないですし、知名度ってどうでしょう?

歴史好きな方々からしたら当然有名ですが、一般の歴史に興味のない人たちからするといまいちってイメージがあります。


ですが、この方は生きていた時代の人気は凄かったようで、人気著名人のランキングで2位(一位はボクサーのピストン堀口)だったそうです。


今の政治家でここまで人気のある人っって居ないはずです。


時代を差っ引いても素晴らしい人気だったのが伺えますね。


そんな高橋是清さんの業績は多く、どれを書いていいか迷うほどです。


いくつかに分けて書いていこうと思います。


1、特許局初代局長として日本の特許制度を整備した。




2、日清戦争の際には日本銀行の副総裁としてイギリスに向かい、日清戦争の戦費の45%(19億8000万円の戦費の内8億9100万円)の外債獲得に成功した。


明治時代の日本はとても貧乏でした。

その国が戦争と言う経済活動を伴う活動で成功を収められたのはずばり高橋是清が必死になって公債を集めたからに他なりません。  




3、昭和金融恐慌の際には片面だけ印刷したお札を発行して預金者を安心させるなど手腕を発揮し、沈静化に成功した。



銀行が潰れるとの情報を得た預金者たちは潰れる前に引き出そうとします。

ここで混乱が起きるわけですが、是清は急いで紙幣を印刷しそのお金を預金者に見せることで安心させたと言うわけです。


上記3つでも、やはり2の戦時公債募集が最大の功績だと思います。


もし、お金がなければ、物資のない状態で戦争しなくてはなりません。

すなわち武器弾薬なしで当時の列強でも最強国のロシアと戦争せねばならないと言うことは、敗北を意味します。


この日露戦争で敗北していたら...

日本はどうなっていたでしょうか?


列強の前に植民地化していても不思議ではありません。


戦争で華々しい戦果を挙げた英雄ももちろん素晴らしいですが、その戦争を支えた裏方の存在も忘れることは出来ないでしょう。