●今回は小売業についてとあるスーパー(色んなジャンルの商品が豊富)と酒屋(酒の種類が豊富)をモデルとして勝手に見解を述べます
1.商品計画について
①まずはストアコンセプトを掲げる
・モデルスーパー:高品質・Everyday Low Price
・モデル酒屋:発見・楽しい・伝える
②誰に何をどのようにを決める
・誰に:どんな顧客に購入して頂きたいか
・何を:顧客はどのようなニーズを求めているか
・どのように:どのような商品構成にするか
2.商品構成について
①総合化
・商品ラインの幅(品揃え)を広げる
・スーパーの場合、ラインは以下の通り
・精肉・鮮魚
・野菜・果物
・冷凍食品
・乳製品
・その他諸々…
②専門化
・商品ラインの幅(品揃え)を狭くする
・酒屋の場合、ラインは酒のみ
・酒の種類を豊富にする
※品揃え:顧客が望む商品を揃えること
3.品揃えの総合化と専門化のメリットとデメリット
①総合化(メリット)
(1)幅広いニーズに対応できる
・スーパーの場合、食を楽しみたい方、健康志向の方、簡単に調理したい方等多くのニーズに対応しやすい
(2)季節等の需要変動の影響を受けにくい
・例.対象の食材が旬な時期でない場合、他の旬な食材で代替しやすい
②総合化(デメリット)※克服してみよう!
(1)在庫リスクが発生する
・品数を豊富に揃えるために、在庫を多く抱える傾向にある
→適正在庫を科学的に算出したいね…
(2)在庫管理が煩雑になる
・品数が豊富なために、在庫管理が面倒くさそう
→IT化で上手く在庫管理したいね…
(3)ストアコンセプトが不明瞭になりやすい
・今回のモデルスーパーではストアコンセプトが実際にマッチしている印象だが、ストアコンセプトが実際にマッチしていない店舗も存在すると思われる
③専門化(メリット)
(1)顧客ニーズにきめ細かく対応できる
・顧客情報(嗜好や購買履歴など)から顧客が欲しがっている商品を揃えることができる
(2)ストアコンセプトが明確で差別化しやすい
・ストアコンセプトに沿った商品を揃えやすい
・ストアコンセプトに沿った商品のアピールをしやすい
(3)コンサルティングセールスがしやすい
・酒屋の場合、日本酒やワイン等の専門知識を活かしてオススメの酒を選んであげる
・例.日本酒やワインの試飲販売および商品説明
※コンサルティングセールス:商品知識の豊富なセールスマンが顧客にきめ細かく対応すること
④専門化(デメリット)※克服してみよう!
(1)より高度な商品計画や商品構成が必要
→これができれば、差別化要因になると思う
(2)商品知識や提案力が必要
・まずは商品知識を確保しよう
→専門知識のある方を雇う
→専門知識を習得する
以上、こんな感じです