・各階層でどうやって会社の役に立つのかを考えてみる
・モデル企業はとある魚屋チェーン店とする
1.社長(経営陣)
・経営理念を満たしながら、どうやって経営目標を達成するのかを考えてみる
①経営理念
・安心・安全・満足
・魚によって、世界の人々を健康で幸せにする
※モデル企業のHPより抜粋
②経営目標
・売上高380億円(2020年度:320億円)
・卸売事業を拡大し新たな収益の柱へ育てる
※モデル企業の決算概要より一部抜粋(HPに記載)
③経営環境
(1)外部環境
(a)機会
・健康志向が一定数存在する
・海外では高品質の需要がある
(b)脅威
・水産物全体の生産高が減少している
・コロナにおける来店客数の減少
(2)内部環境(経営資源となるものを記載)
・安全性に対する高い知識
・新鮮な魚(旬の生の商品)
・仕入力・販売力・取引先や顧客との信用関係
・外部資源:生産者との安全性に対する協力関係
④事業
・小売事業(鮮魚・寿司)
・卸売事業(取引先:国内スーパー、飲食店、海外への供給)
⑤ドメイン(勝手に想像してみた)
・健康志向の方や高品質を求めてる方達に、安全性の知識を活用して、新鮮な魚を提供する
2.管理職(部長・課長・係長クラス)
※ここ以降は一般論になります(魚業界の内部事情を知らないし公表もされていないので…)
・組織としてどうやって生産性(成果)を上げていくのかを考えてみる
①組織における生産性
・組織目標との一致度×集団のまとまり
(1)組織目標の一致度
・まず、管理職が組織目標(経営理念や経営目標)を理解しているか
・経営者の考えを部下とコミュニケーションをとって組織目標を共有しているか
(2)集団のまとまり
・組織文化をつくる(価値観を共有する、考え方を共有する、行動ルールを共有する)
・組織の成立要件を意識する(共通目的が設定されているか、貢献意欲があるか、コミュニケーションは取れているか)
3.従業員
・個人としてどうやって生産性(成果)を上げていくのかを考えてみる
①個人における生産性
・やる気(モラール)×スキル
(1)やる気(モラール)
(a)主にリーダーが従業員に対してやること
・動機づけをしてあげる(認めてあげること、責任や昇進を与える等)
・衛生要因を取り除く(人間関係等)
・部下の状況によって最適な接し方をする
(b)主に会社の役割
・成果主義を採用する場合、公平性に気をつける
・目標管理制度を採用する場合、公平性・透明性・納得性に気をつける
・女性が働きやすい環境をつくる
・非正規社員への対応(正規社員への登用制度、非正規社員の職場リーダー制の採用、公平な賃金制度)
(2)スキル
・能力開発(OJT、Off-JT、自己啓発)
・ベテランの活用
・情報の共有
以上となります。