おおー。すっげー久しぶり。

 

見ない間にブログを書くページもデザイン変ったなあ。

 

Facebookはじめてからはほぼそっちしか見ないようになってしまってましたが。

 

まあ、たまには何か書いてみようかななどと思い。

 

話題はやっぱコロナかな。

 

こっちアメリカは世界最大の感染国。

 

レストランとか店内飲食が禁止になってからひと月以上経つけど

 

感染鎮静化の見込みゼロ。

 

という事はレストラン経由の感染ってそれほどでもないってことなのかしら。

 

日本じゃ三密避けてとか言いますが、こっちはほぼ無視。

 

お店も会社も普通に絶賛営業してます。

 

そんな感じだから会社でも感染者続出してるし。

 

自分も近くで感染者出たからPCR検査して自宅隔離とかして。ああ検査は陰性でしたよ。

 

ワクチン接種が始まりましたが、ぼくのような外国人の順番はまだまだ先の事でしょう。

 

それまではおとなしく感染しないようにビクビクしながら生活しなきゃ。

 

ああ息苦しい。マスク暑い。

ジムでの運動後、駐車場に出ると雨。空は晴れてるのにこりゃ狐の嫁入りだ。


で一句。


夕立に 追われて仰ぐ 虹の空
あっという間にオリンピックも終わりましたな。残る夏の風物詩を楽しみましょ。


で、一句。


五輪去り五厘が駆ける甲子園
庭にて、日焼けなんぞしながらごろり寝ていましたら。

腹になにやら感じ。

手でさっと払ったら。

今度は左腕になにやら感じ。

なんじゃこりゃと思いはたと見る。

あ!ハチ!

と思ったがいなや。

チクリ。

イテ。

コンチクショー。

手でバシッと払い。

イテー。

あーハチに刺されるなんてン十年ぶり。

痛いけど

なんだかガキの頃にハチに刺されて泣きべそかいたことを思い出し。

ああ懐かしいこの痛み。

郷愁なんぞ感じつつ。

そしてズッキンズッキンと痛みをさらに感じ。

毒じゃあ。

早く吸い出さなきゃ。

急いで口で吸え。

ってスネークマンショーばりで

チュウチュウペッと刺された場所から毒を吸い出し。

これで応急処置は大丈夫かしらん。

しばらくして。

刺された場所が左腕だったからものの

てめえで毒を吸い出せたけど

これが腹やら尻だったら

どうなっただろうとひとり思い。

奥さんに

「ぎゃああああハチに射されたあああ。急いで口で吸ってくれえええ~~!」

と尻を出してしまったのではないかと想像するに

刺されたのが腕でよかったと胸をなでおろす。
日本でもめちゃめちゃ暑い日が続いてるようですね。

シカゴも先日まで信じられないような暑い日々が続きました。

連日気温は40度オーバー。

気絶するような暑さでした。

そこで一句。


陰探し 風を求める 克暑かな


日本の歌番組を観ててひどく気になることがありまして。


歌詞ですよ歌詞。


口語の日本語と英語まじりの歌詞ばかりじゃないの。


実況生中継みたいな想像もへったくれもないそのまんまの詞。


いい詞ってのは聞いてて情景が頭のなかにポカリポカリと浮かぶもの。


情景を写真に撮って「はいこれ。これがすべてです」とそのまま見せるような詞ってどうよ?


日本には優れた文語の文化があるじゃないの。


万葉のこころはどこへいっちまったのかい?


俳句に短歌、川柳。


制約された文字数で季節や情景を言葉にするなんて日本が誇る最高の文化だと思うけどなあ。


時代に合った新しい日本語もあっていいけどさ


古きよきことばをあっさり捨てちゃもったいないねえけどねえ。


みなさん。歌番組を観る機会があればちょいと気にして詞を読んでみてくださいな。


よくよく読むとあれれれれって気がつくんじゃないかな。


こんなぼやきが出るのも歳を重ねたからかもしれねえけど。


日本の外にいるからよけいに気になるのかもね。
先日の事、同僚と仕事の事でヒートアップ。


お互い一歩も引かず大激論。


30分ほどして一旦休戦。


結論出せずにそれぞれの仕事に戻る。


釈然としないものの一呼吸して我に返る。


気がつけばここ最近誰も自分の意見に反論しない。


こんなものかと気にも止めなかったけど同僚は違った。


とことんまでそれぞれの説を曲げなかった。


百人いれば百の意見があってもおかしくはない。


けれども実際はどこかで妥協してしまうもの。


本当に自分の意見が正しいのかは見えなくなる。


同僚が真剣に反論してくれることでリスクの検証になっている事に気付く。


こんな大切な人物はそう居ない。


頭に昇った血がスーッと下がる。


何だかわからないけど微笑んでしまった。


同僚にその後会ったとき


彼も微笑んでいた。


お互いに共感する何かに微笑んでいた。
この一年がみなさんにとって良い年でありますように。

しゅうやん
ちょいと前、通っているスポーツジムで昔の同僚と数ヶ月ぶりの再会。


「よお。しゅうやん。久しぶり。しばらく見なかったけど何してたんだ?」


「いやあ、再就職先の仕事が忙しくってジムにもなかなかこれなくってね」


「忙しいのはいいことだ。ところで今日は何の運動に来たんだ?」


「いつもどおりの筋トレとジョギングだよ」


「そっか。おれは最近キックボクシングフィットネスのクラスに通っているんだ」


「ほう。キックボクシング?」


「そう。これがいい運動でね。パンチやキックでストレスも解消して会社のいやなことも吹っ飛ばしてくれるんだ」


「ふむふむ。しかしクラスは女性ばっかりじゃないの?」


「それがまたいいんだよ。女性は30人くらい男は3人しかいない。」


「へえ」


「それでな、女性のインストラクターがすごくいいんだよ」


「すごくいいってどういう意味?」


「まあまあ、それは見ればわかるよ。どうだい、しゅうやんも次のクラスに来てみたら?」


「まあ、クラスは無料だし。ちょいと顔を出してみますわ」


ということで数日後、仕事を片付けてクラスへ。


「よお!しゅうやん!よく来たな。さあさあこっちへ」


「しかし人が多いなあ。ぎゅうぎゅう詰めじゃないの」


「このクラスは人気があるんだよ。なんつったってインストラクターがいいからね」


「そのいいって意味なんなのよ?」


「おお、そろそろ始まるぞ。インストラクターがやるとおりまねをすればいいから。さあ!」


「おいおい、いきなりいわれてもわからんよ。でも、まいいか。こんだけ人がいれば間違ってもわからんだろう。みたところ周りの女性にはおばちゃんもパラパラいることだし、きっとぬる~いクラスに違いあるめえ」


見よう見まねでパンチやキックを繰り出します。


「まあ、たいしたことないな。楽勝楽勝」


音楽が変わりテンポが上がります。


「むむむ。早くなってきたぞ。でもまだ大丈夫」


さらにテンポが上がり、ストレートパンチに加えてジャブ、アッパー、ボディと技が増え、コンビネーションパンチを繰り出します。


「ちょ、ちょっと、早過ぎません?」


インストラクターの合図でまわりのおばちゃんたちが床にうつ伏せになります。


「なんだなんだ?」


音楽に合わせて一斉に腕立て伏せが始まります。


「まじかいな!きっつー」


10分経過。頭のてっぺんから滝のような汗が音を立てて流れていきます。


「あっつー。きっつー」


20分経過。息をきらしながら友人に声をかけます。


「ふうふう~。休憩はいつなの。ヒーヒー」


「ないよ。このまま1時間ぶっつづけ」


「そ、そうなの。聞いてないけど」


大汗で全身ぐっしょり。繰り出すパンチもスローモーション。足はもつれてフラフラ。


30分経過。一番激しく運動しているインストラクターですが、疲れた様子もなく、息ひとつきらすことなく大きな声で立て続けに合図を出していきます。
クラス全体がインストラクターの思うがままに動いているかのようです。


そしてぼく。もうぼちぼち限界。目もくるくるです。ギブアップしようかと思いつつ前を見るとおばちゃんたちが一糸乱れず膝蹴りを繰り出すのが目に入りまず。


「まだまだおばちゃんには負けられへんでー!」


1時間。クラス終了。全身ふらふら。棒でぶったたかれたタコのようにくにゃくにゃ。立っているのがやっとの状態。


「ひーひー。死にそう-。なんちゅうクラスや!めちゃめちゃハードやないかいな」


「まあ、このクラスがこのジムで一番きっついクラスだから当然だろう。しかしいいインストラクターだろう。教え方がうまいんだよ」


「いいって言ったのはそういうことね」


「ほかに何かあると思ったのか?」


「いえいえ。ハハハ。あー疲れた疲れた」


といって話をはぐらかしました。


こんな不純とも思える動機で始めたクラスですが今ではお気に入り。


運動の効果も抜群。一回行くと2キロは減ります。


しかし大汗をかいたら水分補給したくなるのが自然の摂理。


その夜はかいた汗以上に呑んでしまうのでした。
ぼくの勤める会社には日本語ぺらぺらの米人が何人かいます。

漢字も読めます。でも書くのは苦手みたい。

先日、彼ら日本語ペラペラーズとのやりとりの一幕。

「しゅうやんさん。お願いがあるんですけど」

「なーに?」

「わたしは日本語の名前があるんですけど。漢字を考えてほしいんです」

「はあ?なんだって?」

「ぼくは、けんぞうという名前にしたいんですけど、どんな漢字を使ったらいいか考えてください。名刺にもその名前を書く予定なんです」

「うむー。なんでけんぞうなのかよくわからんが考えてあげましょう」

「ありがとうございます」

「名刺に書くのならインパクトがあるのがいいな。これはどうだい?」

「犬象」

「ぎゃははは。いぬとぞうでけんぞう!ぎゃははは」

もうひとりの米人が爆笑。

「しゅうやんさん。これもいいんですが別のがいいです」

「ああ、すまんすまん。これは冗談だよ。じゃあこれはどうだい?」

「建造」

「ぎゃははは。これってビルディング!ぎゃはは」

「しゅうやんさん。まじめにお願いします」

「失敬失敬。じゃあこんどはまじめに」

「剣蔵」

「おおおおお。しゅうやんさん、これがいいです。かっこいい!この剣って漢字はクレイジーケンバンドの横山剣の剣ですね。すっごい気に入りました。これにします」

「そうかい。気に入ってもらえてよかったよ」

「ついでといっては何ですが、この作業用のヘルメットに漢字で剣蔵と書いてもらえます?」

「ああ、いいよ。さらさらさらりん。こんな感じでどう?」

「おおーいいですねー。ありがとうございます」

剣蔵はヘルメットをかぶって意気揚々と部屋を出て行きました。

残ったのはぼくともうひとりの日本語ペラペラ米人。

「あのー、しゅうやんさん。ぼくも日本語の名前があるんですけど、ヘルメットに漢字で書いてください」

「いいよー。で、なんて名前なの」

「反町です・・・」