
わたしは、強い人でもなく、優しい人でもなく、皆に好かれる人でもなく、
友達にうそをつかせない人になりたいです。
それは、強さも優しさもかしこさも必要で、何より謙虚でなくてはなりません。
わたしはいま、誰かに何かを伝えるとき、多少大げさにおもしろく話したり、人が喜ぶような秘密の話をして、
秘密を漏らされる誰かの犠牲のうえ、その場かぎりの偽の連帯感を作っています。
先生や両親の前では、とても勉強が好きだと嘘をついています。
でも、例えば、大好きな子猫のピッケや、仏様に話をするときは、嬉しいことも辛いことも好きなことも嫌いなことも全て正直に話します。
もしも誰かのそんな存在になれたならー
わたしたちは、大人と呼ばれる人達から、立派な大人になりなさいと言われます。
立派な大人、それは勉強やスポーツを頑張って成功した人間ではなく、人生を悟って語る作家でもなく、
ただただ、周りの人間に嘘をつかせない、そんな人こそ立派な大人ではないでしょうか。
ー私が中学2年の春に、弁論大会用に書いた作文です。純粋さを考慮したが故に当時は評価されたのでしょうが、今こんなことを言うと偽善者やら、綺麗事やらと批判されるでしょう。
このままの気持ちで大人になれなかった自分自身のぬるさも残念ですが、これをこどもの戯れ言だと斜めにみている今の自分はもっと残念。
まいにち少しずつでも、やわらかく、かわっていけたら、素敵なことですね。
