挙式前日

大量の母校の後輩にすれちがう。

卒業して20年。卒業記念にもらった判子も使えなくなるんだなぁ…


…また使えるようになったりして…


いや、そうならないようにしなくちゃ

幸せ

婚約者殿は…

好きとか愛してるとか言ってはくれないけど、炊飯器で炊いたご飯ですら「おいしい」と褒めてくれる。

「来週もうここに住んでる実感が沸かない」と言うと、「ここはあなたの家だから」と苦笑する。

「こんなことすると怒られるよね～」と確認してくれる。

私が欲しかった優しさをくれる。

簡単に見えて、くれる人はいなかった。

この人を大切に愛して行こうと思う。

指輪を売った

10550円なり。

頼んで頼んでやっとかってもらった指輪。しかもサイズが緩くて慌てて細い小さい指輪を買い足してやってた。一生大事にしようと思ってた指輪。

売ってきた。

あの人の気持ちはこの程度だった。

指輪はしない、と言ってたのにあっさり結婚指輪をしていた人。人は簡単には変わらないと言ってた人。

生まれ変わっても絶対にあの人を選ばない覚悟が付いたから。恨み嫉みがやっと昇華したのが分かったから。

安心して手放せた。

私からは手放せなかったあの人の手。

やっと私からも手放せた。

私とあの人は今後一生交わらない。

さようなら。