小学校を卒業するまで、私の髪型はおかっぱだった。しかも、必ず on the MAYUGE だった。同級生達が髪を編んだり結んだりしているのを見ては羨ましく思っていた。
唯一の自慢は髪の美しさで、いつも皆に褒められた。今はその当時の輝きは失われたが、年齢のわりには綺麗だと思っている。
小学校ではよく髪型をバカにされては泣いていた。
今思うと、何があんなに悲しかったのか…いや、口惜しかったのかな?
昔ならこの程度の事は日常茶飯事で済んでいたのだろう。だが、今はこんな事が集団イジメに繋がるケースも多いと聞く。実際、私の息子もイジメのターゲットにされた事がある。息子の話は後日ゆっくり書きますが…。
たまにテレビで、「イジメられる側にも原因がある」等とほざく教育者や親がいるが、思考回路が破壊されているのではないかと思ってしまう。根本的な部分が病魔に侵されている気がする。
植物に例えるなら、子供は花で親は根だと私は思う。十分な栄養(知識)を根から吸い上げることが出来て初めて綺麗な花が咲く。それなのに、根が腐っていたら綺麗な花は咲くはずもなく…。
こんな簡単な事が理解出来ないから「イジメられる側にも問題がある」なんて、言えるのだろう。
それが
問題の根本的な原因を弱者にすり替えるだけの行為
だとも思わずに…。
今、ある女子高生がイジメの真っただ中にいる。
学校は助けてくれない。
警察は何かあってからでなければ動けない。
近所の人は知らんぷり。
唯一の救いは、数人の友人が励ましてくれる事のようだ。