年始からの日本株上昇、これは本当に安心していいのか?

年始からの日本株の強さは、正直かなり異常だと感じている。
AIブームを背景に、半導体関連が主役となり、指数も個別株も一気に上昇した。レアアース関連も注目を集め、さらに「衆院解散観測」という政治イベントまで重なり、株式市場は勢いに乗ったまま最高値を更新している。

ただ、ここで「安心」と感じるのは危険な気がしてならない。


短期材料が重なっただけでは?

今回の上昇は、中長期の実需というより、短期テーマの連続ヒットによるものではないか。
AI、半導体、レアアース、政治イベント……これだけ話題が同時に出れば、相場が過熱するのも無理はない。

でも、こうした相場には賞味期限がある。
個人的な感覚では、長くてもあと1週間程度。
それを超えて上昇が続くなら、むしろ警戒感はさらに高まる。


半導体は上がりすぎていないか?

半導体関連は本当に強かった。
昨年の8〜9月から見れば、株価が倍以上になった銘柄も珍しくない
キオクシアに至っては、6〜7倍というレベルまで駆け上がった。

もちろん、市場需要が極端に強い分野の半導体は、まだ上を試す可能性もある。
ただし、それと同時に下落リスクも極端に高い局面に入っているのは間違いない。

「半導体を持っていれば安心」というフェーズは、すでに終盤に差し掛かっている気がする。


今後は「車の年」になるのでは?

今年は勝手に「車の年」だと思っている。
特に車載半導体は、これから評価されていく余地がある分野だ。
AI・データセンター向けの半導体が一巡した後、テーマが移るとすれば、この辺りが自然だと思う。


いまは一度、半導体ポジションを軽くする

現時点での結論としては、

  • 半導体関連を持っているなら 一度利確・縮小

  • キオクシアのような超人気銘柄は「上もあるが、リスクの方が大きい」

  • 次の大きな下落に備えて、ポジションを軽くする

このスタンスが無難だと考えている。


衆院解散後は調整局面か

もし衆院解散が正式に決まれば、
「材料出尽くし」で株価は一度下がる可能性が高い。

指数ベースでは、5万〜5万2000円あたりで落ち着くのではないかと見ている。


レアアースは中期テーマとして魅力的

一方で、レアアースは少し違う。
日米中の動きを見ていると、話題性だけでなく国家戦略レベルのテーマになりつつある。

日本政府がどこまで本腰を入れて開発・確保に動くのか。
ここは引き続き注視したいし、中期的にはかなり魅力的な分野だと感じている。


大きな下落が来るまで、待つ

今は無理に取りに行く相場ではない。
大きな下落が来るまで、ポジションを減らして待つ

相場はいつでもチャンスをくれる。
焦らず、冷静に、次の波を待ちたい。