桜の季節が来たと思ったら、毎年のようにアッという間に終わり、新緑の季節到来。そしてその季節もあっと言うまに終わっていくのだろう。桜の花がなくなることを意識する人が多いが、新緑があっと言うまに濃緑になることを意識する人は少ない。
今年ももう4月、三分の一が過ぎてしまった。この三か月は有意義だったのだろうかと反省してみる。忙しくてあまり反省する時間もなさそうであるが。
人生に揺らがぬ信念は目標を持っていたら、さぞ生きやすいだろうと思う。迷ったり悩んだりしなくて済むのであるから。でも、この価値感が大いに揺らぐ現代に、固定した信念を持つことは常人には難しそうだし、その方が健全とも言える。信じるものは救われるとは言うが、信じられないのが現代でもあろうから。
不信の目を持ちながら、どこか何かを信じだいと思うのは人間の本能なのだろうか?それとも、後天的な教育なのだろうか?不信より信頼の方を愛する人が多いのはなぜなのだろうか?信頼した方がより良い結果を得られるとは限らないのに。おそらく、信頼の方が心地よいからだろう。約束は果たされると信じて。
そんなことを考えると、季節は約束を守ると思った。春と夏が逆になることはまずありえない。毎年同じ順序で繰り返してくれる。
小柳宗一郎