落ち葉が落ち始め、結露でアスファルトは色を変え、秋の終わりとともに冬の始まりをつげるような夜でした。軽い運動をしようと思い、ジョギングしていました。
そしたら突然、足に何か当たるような衝撃とゴムが切れるようなバチンっという音と共に足取りが重くなりました。
結果から言うとアキレス腱断裂。
人生で1番大きな怪我を23歳3ヶ月にして経験しました。
自分は、美容師をしています。
歩合制です。文字の通り、歩けない僕からすると何もかも奪われた気分になり、目の前が真っ暗になりました。
自分の健康管理不足が否めないのはもちろんでしたが、受け入れるのに相当な時間がかかり1週間ほど経過し、コレを書いています。
ただのアキレス腱断裂の話かよって言われると思います。
そう。ただのアキレス腱断裂の話です。
整形外科に行くと、緊急で運ばれ、骨が皮膚を貫かんと言わんばかりの姿。老化による腰や背中の痛みで苦しむ姿。
交通事故にでもあったであろう痛々しい姿。
自分が一番苦しんでると錯覚していることに恥ずかしさを覚えました。松葉杖で通院する中、自分は車椅子に座り親族に連れられ、のうのうといる姿。
“あー、自分なんて大したことないな”
って、足の痛みと共に痛感しました。
自分の中では、1番のことでも他人からしたら、小さなことで、自分で限界を決めてしまっている自分が情けなくなりました。
歩けなくたって今のこの時代できることは少なからずあるし、その中でも大きな幸せを感じる出来事がたくさんあることにも気づきました。
自分の中で決めつけてしまうことが1番大きな怪我だったのかなと思いながら、コレを書きました。
歩けなくたっていいは少し間違いかもしれないけど。歩けないならコレが。アレがダメならコレが。と小さくならないように生きよう、そう思ったアキレス腱断裂でした。
まだまだ先ですが、歩けるようになったら人にたくさん優しくしようと思う日々です。