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クロノ・シュンの迷想記(めいそうき)

数年まえに初めてパリに行き刺激を受けて帰国しました。
その後、以前から書いてみたいと思っていた小説創りに取り組み始めました。
ここでは、小説の一部を紹介しながら、
その場で思いついたことを適当に記載していこうと思います。

ローマからフィレンツェまでは列車だったんだけどね、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅について、駅の向かい側にある、教会側に出た途端にね、女の子が話しかけてきた名だ。

あら、いきなりロマンスなの?

期待したんだけどね、ドラッグ撲滅の署名をしてくれっていうんだ。

あら、あら、いきなり怪しいわね。

そう、そう、なんか怪しいと思って、断ったんだけどね、ちょっとしつこかったんだ。断って歩きだすと、他にも何人かいてね、何度か声かけられた。

あら、人気者じゃないの。鴨だと思われたんじゃないの。

そうかも。で、翌日も駅の前を通りかかったら、また署名を求められてね。こんどは、昨日署名したっていったら。向こうもすぐにあきらめた。

それ、いい手ね。もう、署名しちゃったからって。

そう、そう。で、パリのエッフェル塔のまわりにも、署名を求めてくる女性が沢山いてね。なぜか、フィレンツェもパリも、人種は違うけど、若い女性ばかり。

同情を買おうっていうんじゃないの。

そうかもしれない。で、パリは、もっと怪しくて、「English, English」って声をかけて来るんだ。で、英語で断ると、英語が分からないみたいでね。とっても怪しいんだ。

なんだか、間抜けな署名運動ね。

で、ネットて調べてみたら、署名詐欺なるものがあるみたいで、署名すると寄付を求められるそうだ。寄付を払うまで、取り囲んでしつこく迫るみたい。

あら、そんなことも知らなかったの。よくある手口。

そうなんだ。みんな知ってるんだ。でも、怪しいってすぐにわかるよね。

でもね、気の弱い人は、お金払っちゃうのよね。だから、そんな詐欺が無くならないんだけどね。

おぉぉぉぉぉ、そういうものかもしれない。署名はきっぱりと断りましょう。