秋の夜長に想い出に耽る・・・The Yardbirds | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

 

 

Shindig!と言っても、知らない人が増えたと思う。

64年9月から66年1月まで米ABCTVで放映されていた音楽番組で、音楽ブログをやっていた昔、ボクも随分お世話になった。

 

16年前、ボクがブログを始めた当時、日本の音楽マスコミが60年代の音楽を話題にすることは何十年もなく、60年代の有名バンドの名前さえ知らない人の方が多かった。

 

TV番組だから当然メジャーなバンドばかりだが、現在に至るニューロックが始まった頃から、それ以前のビート・ミュージックは古臭いロックとして顧みられなかったからだ。

 

そんなわけでマイナーなバンドだけでなく、メジャーなバンドも取り上げていたのでこの番組のU映像にお世話になっていたのだ。

 

音楽状況が様変わりして、このへんも大手の音楽マスコミが取り上げるようになったので、いまならご存じの方も多いはず。

 

何時ごろからか権利関係がうるさくなり、Shindig!の映像も次々に消されるようになった。

 

 

夕べ、ふとしたきっかけで The Best Of Shindig ! という44分近い映像を見つけたので見入ってしまった。

 

映像に登場するバンドも曲もボクには全部お馴染みだが、皆さんは如何でしょうか?

 

ちらっとだけ映る4バンドのうち、影だけ映っているバーズを除けば、すぐにそれと分かったので自分でも恐ろしいなあ~と思う(笑)。

 

今回初めて知ったのだけど、英国バンドのほとんどは英国で収録していたらしい。

 

当時の Wiki にはそうした記述はなかったので今日まで知らなかった。

 

調べる気になったのは Catch the Wind を歌っているドノバンの映像が現れたからだ。

 

ボクの知る限り、彼がUSに登場したのは66年以降のサイケドノバンになってからなので、びっくりしたのだ。

 

Catch the Wind 自体はUSでもヒットした。

 

 

 

 

最後まで観るのがしんどい人も多いと思うので、1曲だけご覧ください。

 

40分26秒から始まるヤードバーズの I'm A Man です。

 

ジェフ・ベックのギター演奏はこの後に現れるニュー・ロックのギターそのもので、65年に早くもこんな演奏をしていたのかとびっくりだった。

 

同じ65年、USのTV番組で演ったカラー映像が出回っているが、最後のびっくりするようなギター演奏はない。