街中のドバトと違い、山中に住むキジバトは純然たる野生種だ。
識別できないので見分けはつかないが、妙に馴れ馴れしいのがいたり、警戒心が強いのがいたりするので個体差が分かる。
この数日猛暑が続いている。
ボクが暮らしているのは純和風建築家屋なので、窓を開けてさえおけば風が通るので暑さを感じないで済む。
クーラーを使うのは年に何度もない。
玄関の引き戸も開けっぱなしでいた。
と、「ごめんください~」と訪(おとな)いも請わずに、勝手にキジバトが玄関から入って来た。
ひとわたり家の中を見学してから出て行ったが、あきれた奴だ。
好奇心に耐えかねたのだろう。
生き返ってからからというもの、妙に野生動物が近づくようになった。
波長が合うのだろうか??
そんなわけで今日は「ドア」つながりだ。
ロックファンなら誰でも知っているディランの Knokin' On Heaven's Door はサム・ペキンパーの西部劇「ビリー・ザ・キッド/21歳の生涯」で使われたのが最初だ。
ボブ・ディランが役者として出演するというので公開時に観たのだが、何も覚えていない。
この曲が流れていたのさえ覚えていない。
のちにいろんな人たちがカヴァーしたので、そうだったんだ~と知ったくらいだ。
Uで映像を観たら、キッド役がクリス・クリストファーソン、保安官のパット・ギャレットをジェームズ・コバーンが演っていた。
ジェームズ・コバーンは大好きな役者さんだし、サム・ペキンパーと云えばお気に入りの監督さんだったんだけどなあ・・・。
まずはオリジナルのディラン。
映画ではキッドが死にゆく1分弱のシーンで使われているだけだが。
78年というと、うねうねとのたくったギタープレイは嫌われていた時代だが、そんな時代に現れた Pete Carr の Multipul Flash はボクのような一部のファンからは熱狂的に支持された。
ピート・カーは、マッスル・ショールズのギタリストとしてすでに有名な業界人だった。
面白いことに、過去に同じスタジオで働いたこともあるデュアン・オールマンの Hour Glass のメンバーでもあった。
アルバムB面にこの曲が収録されていて、ボクは大好きなのだ。
この78年US盤はまだ手元にあるので写真を掲げておこう。