秋の一日・・・Nouvelle Vague | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

やっと体の芯から風邪が抜けたので、海で朝飯を食った。

といっても10時ごろ、コンビニで買ったおにぎりと牛乳だけど。

サーファーが喜びそうな波が立っていた。

しかし中級者以上じゃないと乗りこせない波らしく、それに連休後のせいか、思いのほか海に入っている人が少ない。






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大分秋めいてきたので、それらしい写真をいくつか。



彼岸花。

秋なれば 饅頭食ひたし 曼珠沙華

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あとの2つは名前を知らないので俳句が作れない~(泣)
ああ~ブンジンボッカク失格だな(大泣)


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お昼のBS3でアラン・レネの「二十四時間の情事」をやっていた。

知らなかったので最後の30分しか見ていないが、学生のとき見て以来40余年ぶりなのに、次々にシーンが思い出されてきた。

この映画が作られたのは59年。

まだ戦争の記憶が新しかった頃だ。




「独軍の占領下にあったフランスの田舎で、敵兵と密通して断罪された過去を持つ女優が、ロケのために広島を訪れ、日本人の建築家と一日限りの情事に耽ける。そして知る、広島の悲劇。時あたかも8月6日。原水禁運動を背景に、二人の孤独な会話が続く……。焦土から奇跡の復興を遂げたその町は、死の影を決して忘れることはない。夜を縫うS・ヴィエルニのカメラの怜悧なこと。意識の流れ的手法で、大戦の中での個人の苦渋を余すことなく語ったM・デュラスの脚本を、完璧に映像化したレネの最高傑作だろう。」all cinema より抜粋。




ヒロイン役のエマニュエル・リヴァも美しいが、相手役の岡田英二って、こんなにもハンサムだったっけ~と認識を新たにした。

原作と脚本は、仏文に関心がある人なら誰でも知っているマルグリット・デュラス。

少し若い人なら映画「愛人(ラ・マン)」の原作者として知っているはずだ。



そもそもはアラン・レネ監督の「去年マリエンバートで」に魂を奪われたので、この日仏合作映画を捜し歩いて観たのだった。





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ヒロインのエマニュエル・リヴァが暮らしていたのはパリの近くのヌーヴェルという田舎町。

となれば Nouvelle Vague しかないよね。

一時期はまって何度か取り上げたので、この曲も取り上げているかもしれないが、ま、いいか。

彼らは曲ごとにヴォーカリストを代えているが、06年にリリースされた2枚目のアルバム収録のこの曲のヴォーカルは Mélanie Pain というひと。







ヌーヴェル・ヴァーグといえばゴダールだよね。

この曲の収録されている2枚目のアルバム名がゴダール映画のタイトル Bande à part。

なんか人を食ったような話だ。

しかしゴダールの Bande à part は64年の作品なのに、01年まで日本では公開されなかったらしい。

だからボクはこの映画のことを全然知らなかった。

公開されたときのタイトルは「はなればなれに」。

映画のワンシーンでアンナ・カリーナが踊っているシーンに貼り付けた映像まであった。

全く手が込んでいるよ。














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