「吉祥天女」と「ビブリア古書堂の事件手帖(完結編)」・・・・The Tree | 洋楽と脳の不思議ワールド

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吉田秋生「吉祥天女」も男が読んでも夢中になる作品だった。

伝説的な由来をもつ
叶家の娘・小夜子が街に帰ってきた。
17歳。凄絶な美貌。
地に囚われた自らの運命を呪う少女。
そして転入先の高校には、
叶家の財をねらう遠野家の暁と涼がいた。
陰謀渦巻くこの街で、
小夜子の領域を侵す者が次々に死んでゆく。
青春の白日夢にも似た、
吉田秋生の幻想綺譚。(版元あおり)


ある意味、おどろおどろしいストーリーだが、少女漫画特有のやわらかい線で描かれるので、後味が実にいい。














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三上延「ビブリア古書堂の事件手帖(7巻)」(完結編)が2月に出たのだけど、なんとなくもったいなくて、今日まで読まずにいた。

読みだしたら止まらない。


今回はシェイクスピアのファースト・フォリオが謎の中心なのでなおさらだ。

エンターテインメントなのに、蘊蓄を傾けざるを得ないので、執筆に2年近くもかかったのが分かる。

大好きな栞子(しおりこ)さんにもう会えないのかと思うと辛い。

こんな素敵な女性キャラクターなので、作者には是非別伝を書いて欲しいのだ。















紫陽花と名前を知らない植物。


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Pebbles vol 5 に収録されてから一躍評価が高まったという デラウェアのバンド Tree の No Good Woman を聴きましょう。

寝室に置いてある安物のオーディオで聴いていたときには。高音がうるさくて良いと思わなかったのだが、別の部屋に置いてある昔のオーディオで聴いたら、とてもいいのだ。

安価なオーディオを使うときは、ヘッドフォンで聴いたほうが良いようだ。