天命・・・野良猫ロックとザ・モップス | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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寒くてセーターを着たのが数日前なのに、昨日今日は蒸し暑くて汗だく。

こんなに天気が上下すると、体がついて行かないよ。

「爺婆殺すに刃物はいらぬ。気温が3日もエレベーターに乗ればいい」という諺を思い出した。

天は吾を滅ぼさんと欲するか~!

仕方がない。天命に従うまでだ。

そんなわけで、昼間街へ出て、うろうろと気になる「店名」を捜し歩いたのだ。

見つかったか、って?

目を点にして探したんだけどね、姪っ子に見つかって小遣いをせびられちまったんだ。

やっぱり天命には逆らえないね。


















日本のロックは60年代末、誕生と同時に頂点を極めたとボクは思っている。

今では正当な評価を与えられているGSバンドも間違いなくロックバンドだったけれど、レコード会社は歌謡曲路線以外のシングルを認めなかったので、当時、ロックファンから一段下に見られていたのは残念だった。


昔、紹介したことがあるが、モップスの実力が分かる動画。

和田アキ子が登場し、スターになったので、この当時定番だった和田アキ子主演のスター映画として企画されたのが「女番長 野良猫ロック」だ。

長谷部安春というやっかいな監督を起用したので、スター映画を飛び越えて傑作映画になってしまった。

おかげでシリーズ化され、このあと藤田敏八監督と代わりばんこにメガフォンを取り、計5本作られている。

最後の「野良猫ロック 暴走集団'71」(藤田敏八監督)にもモップスは出演し「いいじゃないか」を演奏することになる。

当時熱中したシリーズだった。


この年の夏8月に公開された「八月の濡れた砂」を観る気になったのも、監督が藤田敏八だったからだ。

映画が斜陽産業になり、資本力の弱い日活と大映が提携して配給のみ共同の会社大日を設立し、その最後の配給だったというのも観に行った理由だった。


ああ~・・・ミニスカートから伸びるテレサ野田の美しい足に玉の汗が光っているポスターが抜群だったせいもあるが・・・こっちのほうが一番の理由だったかな?(笑)

上映時の館内はガラガラ。

余りの不入りに評判にもならなかった。

1,2年後に深夜ラジオの人気DJが「傑作映画」を連発し、彼の尽力(だったと思う。違ってたらすみません)で銀座並木座で再上映してからこの映画はブレイクした。



話が横道にそれたようだが、モップスの映像は新宿歌舞伎町にあった「サンダーバード」というゴーゴークラブでのシーン。

ボクが歌舞伎町に出入りするようになった時代には、この店は同じ名前のままナイトクラブに変貌していたので入ったことはない。場所を知っているだけだ。



もう一曲行きましょう。

















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