ヴィヴァルディ「四季」と映画「ビバ!マリア」 | 洋楽と脳の不思議ワールド

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クラシック音痴のボクでさえヴィヴァルディの「四季」は知っている。
レコードだってちゃんと持っている。
イ・ムジチ合奏団、フェリックス・アヨ(ヴァイオリン独奏)。
邦盤で、EPICレコード発売。
ただ、残念なことにまだ聴いたことはない。
そこで、今日はUを利用して聴くことにした。

その前に、少しウンチクを語っておく。
何も知らないのにウンチクだけはあるのだ!!

ボクの前の世代のアイドルといえば、BB(ベベ)ことブリジット・バルドー。
小悪魔といわれた時代の作品がTVでもときどき放映されているが、実はボクは1本も観たことがないのだ。
ルイ・マルが監督し、ジャンヌ・モローとの2大女優対決が話題になった「ビバ!マリア」だけは、かろうじて間に合ったので、ロードショウで観たのだった。


ヴェネツィアに住むアントニオ・ルディという人がBBの大ファンで、この映画の大ファンでもあった。
ファン気質が嵩じて、自分の名前まで映画にちなんで、アントニオ・ビバ・ルディと名乗ることにしたくらいだ。
しかし、厚い信仰心の持ち主だったので、洗礼名であるミドルネームを勝手に変えるのは気がとがめ、ファーストネームの方を変えることにしたのだった。
「ビバルディ」にしたのだ。
原綴だと viva ldi なので、日本語表記も「ヴィヴァルディ」にしたのだった。

彼は作曲家で、ちょうど完成した作品があったのだけど、まだ名前をつけていなかった。
しっきりなしに「ビバ!マリア」を観ていたので、この作品を「しっき」(語呂がよくないので「しき」)と名づけたのだった。
そして作品をBBに捧げることにした。
何しろ「しき」は「式神」に通じるし、「式神」も西洋人の考えでは「小さな悪魔」、つまり「小悪魔」になるからだ。

ヴィヴァルディはプロポーズを兼ねてプレゼントしたいとべべに申し出た。
しかし、べべは小悪魔なので、「あ~ら、あたし、ロジェ・バディムと結婚するのよ~。折角だから「式」で聴くわね~」と言ったのだった。



映画 Viva Maria! の予告編はこちら。