James Brown・・・失神してくれ | 洋楽と脳の不思議ワールド

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マイナーな60年代ビートミュージック。駄洒落小話。写真と読書感想がメインのブログです。

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ボクの世代のジェイムズ・ブラウン体験は、ゴーゴー・クラブの「ケロンパ」だと思う。
Sex Machine の歌詞 get up が「ケロンパ」に聴こえるので、みんな踊りながら「ケロンパ」を連発していた。
うつみみどりの「けろんぱ」が流行っていたので、ひっかけたのだ。

70年代頭にJ・Bの映像をTVで見てひっくり返ったが、もっと初期、彼が全国区のスターになった(62年)2年後の64年の映像を見たら、またまたひっくり返った。
33年生まれというから、31歳のときの映像で、油が乗り切っているときだから動く動く、トシをとってからの映像しか知らない人は是非見るべし。

まずは代名詞になったケープがけのシーンから。
Please Please Please で、この曲はバンド時代の彼の最初のヒット曲。J・Bの出発点だ。


次は驚異的なステップを見せる Night Train 。
疲れ果てて、曲の途中に舞台の袖で一休みするのが愉快だ。
のんびりした時代だったんですねエ~
マイケルの時代に彼がこんなことをしたら暴動が起きたかも・・


映像を見てて気付いたことがひとつ。
公民権付与以前の人種差別の強固な時代なのに、キャーキャー言ってる女の子たちのほとんが白人女性ってこと。
本で知るアメリカ社会とは少し違うようだ。

J・Bのレコードはくさるほどあるので、よほどのマニアでもない限り、全部集めようなんて思わないはずだが、駅の露天で売ってる1000円の安売りCDが、270円で出てたので迷わず買った。
ドイツ製の海賊盤なので、クレジットも何もないが、フランス語で挨拶してるので、フランス公演のライヴのようだ。いつの時代かはわからない。