というニュースがテレビで流れていました。
→NHKニュース
地下鉄の駅構内で、「ベビーカーが邪魔」という理由で、64歳の無職男性が1歳の赤ちゃんの頭を殴ったのだそうです。
このニュースを聞いて、もちろん「ひどい!」と思いました。
どんな理由があれ、1歳の赤ちゃんをいきなり殴るという暴力は許されないと思ったからです。
ところが一緒にこのニュースを見た性悪夫。
「仕方ないよ」
と言ったのです。
私は耳を疑いました。
「仕方ない?」
思わず声に出してしまいました。
私 「な…なんで?」
性悪夫「だって“ベビーカーが邪魔だった”んでしょ?」
はあ?
ベビーカーが邪魔→だから殴ってもいい?
1歳の赤ちゃんを?
私 「いや、だからって殴っちゃだめでしょ。
しかも赤ちゃんだよ」
性悪夫「もちろんそうだよ。
でも邪魔に思ったんでしょ、この男は。
そういう人っているんだから。
最近危ない人いるんだから、仕方ないよ」
いやいやいや!仕方なくないよ。
なんで仕方ないで済ませられるの?
この殴った男に対して怒りはないの?
殴られた赤ちゃんや一緒にいたお母さん、
すぐに駆けつけて取り押さえたお父さんの気持ちは
考えられないの?
しかし性悪夫は私が「でも殴っちゃだめでしょ」と言ったのを
反論ととったのか、更に論点ずらして主張し始めた。
「電車も空いてる時はいいけどさ、
たまに通勤時間帯にベビーカー乗せてくる人いるんだよ。
はっきり言って迷惑なんだ。
なんとかしてほしいよなあ」
………。
もう、私は会話を続ける気力が一気になくなった。
「ベビーカーが邪魔という理由で、64歳の男性が1歳の赤ちゃんの頭を殴った」
という事実に対して、心の片隅にも「殴られた赤ちゃんがかわいそう」という
気持ちが沸かないんだな…。
性悪夫にアスペルガーの疑いを持ち始めてから、一度大きく衝突して、
でもここ1ヵ月ほどは少し落ち着いていた。
前は単に性格が悪いと思っていて、そのたびに心の中で静かに怒って
いたのだけど。
ASの想像力の障害だと思うと、いろいろ腑に落ちる。
それでもね。
この「想像力の障害」(→参照サイト)による言動から、
日常生活で毎日受けるストレスはやっぱり辛いです。
やる気があっても、一気に気持ちがへこむ。
やっとポジティブになれそうになってきたのに、
生きる元気が少しずつ少しずつ蝕まれるのだ…毎日…毎日。
こちらはもう話題を続ける気がなくなり、黙っていた。
気がつかない性悪夫はまだまだ語る。
持論を語る前には、1分くらい無言になり、自分なりの理屈が
かたまってから話すので(たぶん頭の回転が少し遅い)、
私の顔を見ずに、どこが一点を凝視しながら、無表情に、
語りかけるというより、本を棒読みするように話す。
こうなったらもうこちらが「この事件についてどう思うの?」という
問いかけは無駄。
だって「思わない」んだもの。
「判断」とか「分析」しかできないんだもの。
性悪夫の「はっきり言って迷惑なんだ」の時点で、私はもうこのニュースに
ついて話し合うのは無駄だと思い、返事しなかった。
私が無言になったので、性悪夫は突っ立ったまま、両手をぶらんぶらん
下げて私の方を見ている。
私は無視。
お風呂に行った。
お風呂から戻ってきて、私とすれ違いそうになったら、
手をブラブラしながら私を避けて、無言で2階へ行ってしまった。
自分が思った通りの展開の会話がないと、
たぶん思考が停止するから、そのあとの行動も
フリーズするんだよね。
はあ…。
私はただ、一緒に、
「1歳の赤ちゃんを殴るなんてひどいよね」
と共感してもらいたかっただけなのに。
こういう普通の会話って、普通の家でもないのかなあ。
男の人はみんなそうなのかなあ。
学生時代に付き合っていた人は
こういう時涙を流す人だったなあ。
…なんて二十年以上前のことまで思い出してしまうくらい。
日常会話で普通のやりとりがしたいよ。
【性悪夫
エピソード募集!】「ウチの夫もひどいんです」
「モラハラ?アスペ?いや単純に性格が悪いのだ!」
…などなど。
性悪夫と暮らすみなさま、
みんなで戦えば怖くない!
ひっそりとここでストレスを発散しましょう~~~!!!

