かたやきそばとはんちゃーはん
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【値千金のキャバレー】

はーちゃん二回目の劇団ホチキスさんへの客演、

ヒロインをあててくださるのが嬉しいです。

 

「逆鱗アンドロイド」と今作しか観ていないのですが、

ホチキスさんってすごく歌を大切にしている劇団なんです。

なので「歌をうたうことができなくなった人たち」っていうお話が

ドはまりしていました。みんなで歌うんだよね、いつも。

 

そして、劇中にアイドルグループが出てくるのですが

奇しくも世の中がSMAP騒動で揺れ動いている時期で、

知りたくなかったことなんかも

色々耳に入ってしまったりしていた頃でした。

このね、キャバレーに出てくるアイドルグループ(コンパス)が

「歌がうたいたい!」って、それだけでできていてね。

 

アイドルがなぜキラキラしているのか、

そしてそのキラキラはなぜまぶしいのか、

どこぞの事務所のお偉いさんに観てほしいなあなんて

私は思っていました。

 

さて、はーちゃんの話です。

 

はーちゃんね、すごかった。

いつの間にそんな「母性」を身につけたの!って。

 

小玉久仁子さんとはーちゃんは母娘なんだけれど、

途中で入れ替わっちゃうのです。

心はメルト(娘)なのに身体がヌラリ(母)な小玉さんが

はーちゃんっぽさを演じるのにクスリとしたり、

見た目がメルトなのに中身がヌラリなので

言動や声が急にすれっからしになるはーちゃんに

おおっとしたり、二人が面白くて面白くて。

初めての共演じゃなくて、二度目だからこその

二人の掛け合いが観られて楽しかった。

 

入れ替わった後のはーちゃんは「母」なのですが、

小玉さん相手に見せる母性にクラクラしてしまって。

娘を心配して、思いやって、そして深く愛して。

はーちゃん子ども産んで育てたことあったっけ?ってくらい。

 

はーちゃんなんで呼んでいるけれど、

観る度に、すごい女優さんで底知れないなあって思います。

 

物語の終わりもゴオオオオオってね、

昇りつめていく感じがたまらなくってね。

紅組優勝で、1月にして私の2016年はクライマックスでした。

 

ね、「はい、そんりだいじん♡」

 

 

【雪のプリンセス】

アンデルセンの「雪の女王」がベースになった作品。

はーちゃんは雪の女王のカイの

お姉ちゃんにあたる役です。

 

はーちゃんってお姉さんの時の声があるんだけど、

それがいっぱい聴ける公演でした。

ちょっと口を尖らせた感じでかわいいんだよね。

 

コユキ、ツララ、シズクの三兄弟で

四季の歌をうたうんだけど、

春夏秋冬それぞれにちなんだ歌詞をうたうのに

はーちゃんのコユキちゃんだけ

どれも食べ物関係で花より団子だったのが

はーちゃんっぽくて良かったなあ。

 

そして、この三兄弟のおばあちゃま役が

まさかの安奈淳さんで!

はーちゃん様々な宝塚OGさんと

ご一緒することが多いけれど、

今回は超大御所だったので私がびっくり笑

 

絡みがあるといいなあなんて思っていたら、

登場シーンで二人が手を繋いできたので

もうそれこそぶったまげました!

いろんなことがあるもんだ。

 

 

【御宿かわせみ】

はーちゃんがついに明治座の舞台に!

第一報を聞いた時はめちゃめちゃ嬉しかったよー

 

出番としては本当にちょこっとだったんだけど、

明治座で和物で、共演者の方も豪華で

ここにはーちゃんが加わっていることが最高でした。

 

お話がとっても良かった!

ザッツ娯楽、大人のロマンスって感じで、

もうそこからして大満足でした。

 

中村橋之助さんがめちゃめちゃ格好良くって、

初め出てこないんですけど、いないところで

みんなに「若先生いないね」「来ないのかね」って

散々言わせておいて、ドーンって出てくる、

あれこそまさしく主役ですわ。

東吾さんって絶対「セットの入口から入ってくる」んですよ、

それって主役なんですよね、わかりやすい。

 

みんなに優しくて、困ってる人がいたら放っておけなくて、

人を傷つけたくないからなかなか言いたいことが言えなくて

悪事はしっかり懲らしめる、

義理と人情の男なのですよ東吾さんは。

そしてその東吾に想いを寄せる二人の女性…

これが高島礼子さんと朝海ひかるさんなのです、

豪華すぎるでしょ!

 

朝海さんの七重が「健気」なら、

高島礼子さんのるいは「一途」

るいは一方通行の片想いじゃなくて、

相思相愛だからこそ色々と思うところがあるのよね。

東吾があんなんだから怒ったりあきれたり拗ねたりするけど、

あんなんだから好きなんだよねえ。かわいいんだこれが。

私、高島礼子萌えという新境地を開拓したもの。

 

そして東吾を小さい頃から好きな七重さん。

朝海さんがもう健気でたまらんのだ…

るいのことも知ってるし状況も分かるし、

必死に恋心を封じ込めているんだけど

それでも気持ちが漏れ出てしまうのがいじらしくて。

コムさんはまばたきが印象的で、シパシパシパーって。

東吾への断ち切れない想いを

なんとか噛み殺している感じがするまばたきでした。

 

西村雅彦さんと紺野美沙子さんの夫婦も好きです。

これ以上長くなると困るから書きませんが、

わたしゃこの通之進と香苗さんを

かいちゃんとせーこちゃんでやって欲しいんだよね、

そういう感じなんです。わかって!

 

さあはーちゃんです。

はーちゃんはお春ちゃん、物語では

悪役にあたる呉服屋さんの娘です。

 

和装のはーちゃんがかわいくってー

和物メイクで顔がいつもより白かったり、

目周りがほの赤かったり、似合ってたなー。

 

お春ちゃんはお母さんとお茶屋さんに立ち寄って

色々おいしそうにパクパク食べるんだけど、

はーちゃんって物を食べてるところがかんわいいのよ。

 

その食べ物に施された仕掛けで、

お春ちゃんはピンチになっちゃうんだけど笑

結構強烈な役なので、最初はびっくりしちゃった。

 

でも、お腹(とお尻)を押さえて

駆けていくはーちゃんを観る明治座の客席が

「あらあら」ってクスクス揺れたのが良かった!

この「御宿かわせみ」は花姫と文吾っていう

子どもが真の主役かななんて観ていて思ったのですが、

はーちゃんのお春ちゃんもまとめて、三人が

お客さんにとって「かわいい孫」扱いされているのが

私はとっても嬉しかったです。

 

それにしても、いい経験だったな。

明治座って食欲と観劇が一緒に満たされるので、

あんな幸せな空間ってそうないわ。

はーちゃんを観て、幕間に座席で食べる

銀鱈西京焼き弁当の旨さったら!ね。

 

 

【ピーターパン】

2016年、ミュージカル女優としての

はーちゃんの最大のトピックスはこれでしょう。

 

確か出演を知ったのは1月だったんだけど、

もう超喜んだよね。

歴史ある国民的ミュージカル、

そして国際フォーラムっていう大舞台

はーちゃんはディズニー好きだし、

これ以上のことないわーって、狂喜乱舞でした。

 

国際フォーラムの客席から

ステージに立つはーちゃんを観た時、

あとフライングした瞬間は

おおおおおおおーって、めちゃめちゃ昂ったもん。

 

はーちゃんのウェンディ、すっごくかわいくて!

もうお人形さんみたいなの。

はーちゃんってアイドル時代、なぜか頑なに

ツインテール(アイドルの王道やで)をしなかったのだけど

役だもんね、クルクルツインにおリボンに

ネグリジェドレスだって衣装なら着ちゃうもんね!

ってことで、「かわいくてかわいいはーちゃん」が

拝めて、もうそれだけでも私は幸せでした。

 

今年のはーちゃんは母だったり娘だったり

お姉ちゃんだったり、作品によって様々でしたが

ピーターパンだとひとつの作品の中で

子どもでお姉ちゃんでママで~って、

いっぱい色んな顔が見られたのも良かったです。

 

美海ちゃんと吉野圭吾さんの

ママパパといる時の、ちょっと甘えた子どもっぷり、

でも二人の弟の前ではしっかりしたお姉ちゃん。

 

そしてピーターと出会ってからの

ませた女の子の感じ。ちょっぴりロマンス。

あれくらいの歳だと

女の子の方がおませさんよねーっていう、

お母さんが欲しいピーターと

ピーターに旦那さんになって欲しいウェンディと。

ちょっと甘酸っぱくて、とにかくかわいくて。

 

個人的にピーターパンの話を

きちんと知らなかったので、

最後のジェーンのシーンはかなり意外でした。

あら、あれはハッピーエンドなの?

「I've Gotta Crow」でアッアーアアー!大団円でいいじゃん!

なにもあんな切ない終わりにしなくても!って。

 

そのジェーンのシーンは

値千金のキャバレーが活きてるねえって思ったし、

「Ugg-a-Wugg」のはーちゃんには

アイランドのティモーンの香りを感じたし、

振る舞いにアイドルの雰囲気もあって。
ああ、ピーターパンって今まではーちゃんが

やってきたことがぎゅっと詰まっているんだなあって思ったよ。

 

私、はーちゃんがAKBを卒業する時に

お手紙で「はーちゃんが目指すあの舞台と宝塚と、

どっちも日比谷だから、ハシゴするのが夢です」って書いたの。

そういう意味で、今回かなり位置的に近づいたので

なかなかグッとくるものがありました。

ピーターパン、楽しい夏の思い出になりました。

 

 

【野の花2016】

よく考えたら主演は久しぶりですね。

だからなのか、はーちゃん結構不安に思うことが

多かったようで。

私なんかが役に立てることなんてないから、

もう観るしかない!って客席に座りました。

 

この作品を通してすごく印象的だったのが

「誰かが誰かを見る目」だったんだけど、

お芝居って、セリフを喋ることだけじゃなくて

周りの人を見て、見られて、

互いのその目が何よりも雄弁なんだって、

すごい野の花を観て思ったの。

 

主演という位置に

不安を抱えていたはーちゃんだったけれど、

リーザとルイーゼが愛おしそうに相手を見ている

(それが本人に見えない場所で、っていうのが良い)

それでもう払拭できてるよ!って、

私はそう思ったなあ。

 

はーちゃんはとても逞しくなりました。

ルイーゼが遺した子どもを両脇に抱える姿が

羽を広げて雛を守る親鳥のようで、

本当に強くなったなあ…って、泣いちゃったわ。

 

中本先生はいつもはーちゃんのことを

確実に大人にしてくださるのですよね。

 

 

 

2016年は、もう申し開きもできない…というか、

むしろしない!くらいに宝塚の方に傾いていたのですが

やっぱり、舞台はきちんと劇場に足を運んで

観たいなあと改めて思う年末です。

 

来年も1月に舞台出演が決まっているので、

そこではーちゃんに会えるのが楽しみ!

たくさんの機会に恵まれますように♡