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存在価値探す主人公、若者の姿映す 映画「GANTZ」
死んだはずの人間たちが生き残るため、異星人とむごたらしい戦いを繰り広げる映画「GANTZ(ガンツ)」がヒット中だ。自由になるため、敵を倒さないとならない極限状況を、過激な暴力描写で描いた作品がなぜ大衆受けしたのか。
前編は興行収入33億円、23日からは後編が公開される。原作は、奥浩哉が2000年から「週刊ヤングジャンプ」に連載中の漫画で、単行本は31巻で計1500万部を超えている。
主人公は、さえない大学生(原作は高校生)の玄野(二宮和也)と、正義感の強いかつての同級生、加藤(松山ケンイチ)。地下鉄にひかれて即死したはずの2人は、「ガンツ」と呼ばれる謎の黒い玉が置かれたマンションの一室に転送される。転送された人々は夜な夜な、武装姿でガンツの命令で異星人との戦いに赴くが、多くの人はなすすべなく無残に殺されていく。
ガンツの目的、敵の正体はほとんど明かされない。ただ、玄野は淡々と命令に従い、戦いの合間には、いつもの日常を過ごす。映画の佐藤信介監督は「とんでもない世界に放り込まれたのに、現実はこんなものか、と受け入れる、妙な脱力感がなまめかしい」と原作の魅力を語る。
かつての極限状況を描いた作品では、怪獣や超常現象に人々はおののき、パニックになった。だが、佐藤監督は00年代以降、日本社会の感覚の変化を感じるという。「例えば、ビルが倒れても、写メ(ケータイ撮影)してしまうような。『やべえ』と言いながらも冷めている、踏み外したような気分が世の中にある」
「訳もわからないまま戦う舞台設定が、気がつけば就職難など社会での居場所を見いだしにくい現代の若者の感覚にあっている」と言うのは、哲学が専門の萱野稔人・津田塾大准教授だ。玄野は戦いを通じ、生き残るために仲間を束ねるリーダーに成長していく。「他人の役に立つことで、自らの存在価値の根拠となる承認欲求が満たされる」
ただ、承認が成就する舞台は、リアルな世界ではない。ガンツによって戦果が得点化され、100点になると解放されるか、死んだ人を生き返らせられる、というテレビゲームのような世界の内でのことだ。萱野さんは「残酷描写も含めたバーチャルな設定でないと存在価値を見いだす舞台になりえない。現実社会はそれほど厳しいのでしょう」と話す。
今日はお仕事暇だったので、早めに退社。人件費削減です
ま、早く帰ってしたいこと(注:家事ではない)いっぱいあるので喜んで帰ってきました。
帰ったら届いてました
これ見る前に、おはようコールねっ