絵が描けない

長く絵を描いていると、こんな場面には何度も遭遇する。絵が描けないと言うのは簡単だが、一体なぜ絵が描けないのか深く考えみようと思います。

 

絵が描けない理由その1.新しい描き方になれていない

大半の描けない理由はコレだと思います。日々絵を描いいけば、おのずと自分より上手い絵描きさんに出会い描き方の影響をうけ上達するためのインプットが蓄積されていきます。問題なのは、インプットした物を100%アウトプットできない事。これが、「描いてみたらなんか違う」現象を起こしていますのです。ただ、これには解決策があります。「より多くその描き方で描く」これに尽きるのです。脳内のイメージを放出するのは、アナログでもデジタルでも最終的には人間の手と目になります。自身の肉体を鍛えることで、最終目標であるインプットしたイメージに近づけると考えます。

結局は精神論・筋トレ論じゃないか!と、お叱りをうけそうですが絵は筋トレです。トレーニングです。指南書読んで知識だけでは上手いと評価される絵は描けません。ただ、上手いだけが絵の全てではありません。楽しく描く絵を私は否定はせず、むしろ推進していきたい人です。それでも、自身の上手くなりたいという欲求に逆らえない絵描きは存在します。下手な自分に満足できない。もっと高みを目指したい。あいつより上手くなりたい。などなど…そんな熱い想いがあるならコレでもか!っと思うぐらい描こう。描いた分、絵描きは上手くなるよ。

 

絵が描けない理由その2.精神的に疲れている

絵を描くうえで大切なのは健康的な肉体と精神なのです。どんなに屈強で、体力に自信があっても精神が参ってしまうと筆は動きません。

精神が病んでしまうのにも色々理由があるとおもいます。仕事や人間関係、思うように評価されない、技術が上がらない。私にも思い当たる事が山のようにあります。そんな時は、無理に作品に向わない。絵から遠くに行く。ちょっとの息抜きで回復する場合もあれば、何年もかかる場合があります。それでもいいんです。休んで下さい。ボロボロになって、人生からフィードアウトするよりしっかり休んで描きたいものを描いてください。

 

絵が描けない理由その3.批判が怖い

SNSが広がり、誰でもどこにいても繋がれるようになった弊害として心無いコメントを頂く事も多くなったとおもいます。だから批判に負けるなんてだらしない!!とは言いません。だって怖いじゃん。頭から否定されたら、描く意欲なくなるのは当然です。批判的攻撃的な人からは逃げましょう。ブロックとかミュートとか便利な機能があります。なんならアカウントを変える、作品を上げるプラットフォームを別の物にする。探せば批判の少ない所はありますし、作品をもっと評価してくれる人と出会う可能性もありまし。一つの場所が全てではありません。リアルで批判してくる人に関してはまた別の機会に…

 

目指すべきは、健康的に継続的に絵を描き続けること。自分がなんのために絵を描くか、数分考えだけでほんの少しの道が開けるかもしれません。

私も水彩画とか、他の画法で描けるようになりたいので少しづつですが練習してる身です。たまに、違う画法で描くと今まで気づかなかった事に気づけたり、回り回って自分の得意分野の肥やしになる事もあります。絵が描けないと言うのは、別の視点で見ると実は成長しようとしている最中なのかもしれませんよ。

 

 

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