ちょっと病気の事を書きます。


ネガティブだったり、メンタル的に苦手な方はご遠慮くださいね。



今年の1月に甲状腺の摘出手術をしました。

手術後の病理検査の結果、良性の線種様甲状腺腫というものでした。
線種とついていますが、医学的には腫瘍ではなく正常な細胞が異常に増えて結節を作った過形成という症状でした。

(結節が一つであれば腺腫様結節、複数あれば線種様甲状腺腫というそうです)


ただ、線種様甲状腺腫は悪性の甲状腺がんと大変形が似ている。エコーや細胞診でも癌の所見は出なかったが、癌ではないと言い切れない。
一番の決め手は、腫瘍(この時はまだ腫瘍だと思っていた)のサイズが前回の検査よりずいぶん大きくなっていた。今回様子見をしたとしても、次回検査でまた大きくなってる可能性も無いとは言えない。
…で、あるならば。この機会にスッパリスッキリ切って貰おうという流れるなりました。

現在、甲状腺という臓器はありませんが摘出後の合併症もなく、薬も効いて体調は手術前と変わらず生活できております。
予定調整や仕事もあってイベントや展示会等お断りして関係各所には大変ご心配おかけいたしました。やっと一段落したので、溜まってる仕事をしつつ次の仕事を探さないとと春の訪れと共に忙しさが戻ってきて焦ってます。
一つずつ対応していきます。今年度もよろしくお願い致します。

写真は、手術後に首周りの合併症の理解のためにネットで解剖図や解説図を書いて勉強してみたページ。首回りって生命維持に必要な物が詰まった、すごい大切な部分だと改めて実感。外科医すごい…