最後にシネマの椅子に座ったのは6年半も前のこと… | 将(shou)の日記 ~同行無人日和~

将(shou)の日記 ~同行無人日和~

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2013年(H.25)の冬、同僚から貰った一枚のロードショーのチケット、時間が取れずに行けなくなったから…と同僚がくれたのは、Jタレの中では俳優として数少ない好感を持ってる岡田准一が主演の『永遠の0』のチケットだった…っ(^。^)y-.。o○

 

 

既にっ、邦画にしても、洋画にしても、BSやCSで観ることで充二分に満足していて映画館に足を運ばなくなっていた俺としては、映画館に足を運んだのは、2002年(H.14)の秋に映画館で観た大好きな映画・『阿弥陀堂だより』以来のこと…。

…かと云って、身銭を切ってまで映画『永遠の0』を観に行ったか?と云えば、それは否だった筈で、演者・配役は兎も角も、現代を生きている若者が祖父母・曽祖父母がどのように生きたかを調べ歩く…と云うストーリー展開が、所謂、良く有るタイプの手垢の付いた構成であること、それから、この戦時を描いている作品(原作)の大部分がフィクションであると云うこと、そして、態々(ワザワザ)身銭を切ってまでJタレ主演の映画を観に行くほど酔狂ではないこと…等々が、『永遠の0』をして、そこまで興味の持てる題材にはなり得なかったからだ…っ(-。-)y-゜゜゜

 

 

何はともあれっ、2013年・師走も押し迫った或る休日、俺はその後目白に住む友人宅を訪ねる予定も有ったので、池袋の映画館で『永遠の0』を観た…っ(^。^)y-.。o○

 

 

 岡田准一(V6)・三浦春馬・井上真央・吹石一恵・風吹ジュン(幼少期:栗本有規)・夏八木勲(青年期:染谷将太)・橋爪功(青年期:濱田岳)・上田竜也(KAT-TUN)・青木健・遠藤雄弥・栩原楽人・山本學(青年期:三浦貴大)・田中泯(青年期:新井浩文)・平幹二朗…と、老・壮・青のバランスも良く、Jタレ・若手俳優・若手女優から大御所名優まで配役されていて、ドラマとしては良く出来ていた…と思う。

 

 

 

唯っ、観終わって何かが残っているか?と云えば、俺は、飽く迄俺はだが、何も残らなかった…と云わざるを得ない。

 

内容的には、戦争を美化しているとも思わなかったし、反戦の旗を振っているとも思えなかった。

 

 

ガキの頃からまだ周囲に数多く居た戦争体験者の人達の実話を耳にし、ガキの頃には、開戦記念日や終戦記念日の間近になると、深夜は勿論のこと、ゴールデンタイムですら戦争を扱ったかなり惨たらしいドキュメンタリーや邦画・洋画が放映され、それを観ていた世代に育った俺としては、この程度の描き方の緩い戦争映画を観たとしても何とも思わなくなっているのかも知れない…。

 

 

世界的な評価を持つダンサー・舞踊家で俳優活動もしている田中泯の印象が残ったのと、大御所名優・平幹二朗の演技を観て、1983年に公開された松竹映画『天城越え』で、主人公が老い、印刷会社社長になっている処へ渡瀬恒彦演ずる「天城山の土工殺し事件」の元担当刑事がやって来るシーンでの平幹二朗演じる印刷会社社長の老け役を思い出しただけだった…。

 

 

 

 

 

原作を含めてのこの作品に依って、例え、一時的、どのような考えを持っているかは別にもせよ、若者世代の戦争の歴史に対する関心が大きくなったのは事実で、特攻隊ゆかりの地や資料館の訪問者も比較的若い世代を中心に大きく増加し、日本海軍の軍人・軍属の人事記録を管理する厚生労働省には、孫など親族から軍人履歴原表の開示を求める申請が増えている…とのこと。

 

 

 

原作の百田尚樹氏をして、「『永遠の0』はつくづく可哀想な作品と思う。文学好きからはラノベとバカにされ、軍事オタクからはパクリと言われ、右翼からは軍の上層部批判(井上成美まで悪し様に書いた)を怒られ、左翼からは戦争賛美と非難され、宮崎駿監督からは捏造となじられ、自虐思想の人たちからは、作者がネトウヨ認定される。まさに全方向から集中砲火」されていたそうだが、百田氏自身は、「私は『永遠の0』で特攻を断固否定した」「戦争を肯定したことは一度もない」と述べ、テーマ「生きるということ」「戦争を風化させないこと」と語っている…とのことで、決してっ、戦争礼賛の映画では無いことだけは確かなようだ…っ(-。-)y-゜゜゜

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな今夜はこの動画でお別れです…っ(^。^)y-.。o○

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは…