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<title>
夢からさめない
</title>
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<body background="kiji.jpg">

<font size="5"><em>夢からさめない</em></font>

<p><img src="sano-yumekara.jpg" width="205" border="2" align="left">

</p>

<table border="2">
<tr> <td>発売日</td> <td>1986.12.5</td></tr>
<tr> <td>品番</td> <td>RVC RHS-263(EP)</td></tr>
<tr> <td>作詞</td> <td>秋元 康</td></tr>
<tr> <td>作曲</td> <td>松尾一彦</td></tr>
<tr> <td>編曲</td> <td>船山基紀</td></tr>
<tr> <td><b>B面</b></td> <td><b>恋が止まらない</b></td></tr>

</table>

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6枚目のシングルは同年に発売された同じタイトルのOVA<br>

(オリジナル・ビデオ・アニメショーン)の主題歌としてリリースされた<br>

「夢からさめない」です。<br>
本曲はタイトルどおりの非常に“ドリーミー”と呼ぶにふさわしい曲に<br>

仕上がっていて、前奏のGm7の2分3連符のモチーフによる響きから<br>

その世界観を上手く演出していますが、特にBメロ・サビにおいての<br>

前奏同様の2分3連音符及びシンコペーションの多用はふわふわと<br>

した浮遊感・ポップスらしい流れるようなメロディーの心地よさを生んで<br>

います。<br>
また曲全体を通して前面に出ているやや凝ったリズムパターンの<br>

サウンドも非常に良くマッチしていて、メロディー自体はそれほど<br>

派手ではないにも関わらずサウンド・トータルとしてはインパクトの<br>

ある仕上がりになっています。<br>
この曲を聴くとポップスにおけるサウンド・アレンジの重要性、及び<br>

それが曲の心象の良し悪しに大きな影響を与える事を感じさせます。<br>
もちろんこの曲は印象的なテンポを内包するメロディー自体も良質<br>

ですが、アレンジがそれをさらに良く引き立てていると言えるかと<br>

思います。<br>
そういう意味では佐野さんのシングルでは初担当では有りますが<br>

熟練の編曲家・船山基紀氏のプロフェッショナルな仕事ぶりに<br>

個人的には拍手を送りたい1曲です。<br>
</p>

</body>

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