11月18日18時図書館での「落合川の小渓谷を保全する会」の集会に「八っ場ダム」建設反対訴訟~正式には「八っ場ダムをストップさせる東京の会」の代表・深沢洋子さんに30分ほど「巨大な公共事業と闘う市民組織の訴訟」について語っていただき私たちの訴訟についても理解を深めたいと思います。

 この訴訟の弁護団は私たちの訴訟の弁護団・東京共同法律事務所です。只野弁護士さんも担当しておられます。

 11月4日東京でありました報告会”ダムに負けない村”での報告は私にとって衝撃的でした。昔陸軍今公共事業と言われています。一旦はじめたら止まらない。歴史がそれを証明しています。みんな今までそう思っていました。

 今時代が変わりつつあると思いました。島根県中の海の干拓事業は1000億の予算のうち850億まで20何年進行してきたのが中止になり、今はその水門を撤去したという。私の田舎でその巨大な工事をこの眼で見てきたので今度帰省したらこの眼で確認して報告したい。

 あの竹下・青木の保守大国でこれが起こったのです。漁民と市民運動と学者らがこの運動を担った。そのリーダーの島根大の保母武彦名誉教授の報告。

 東の八っ場、西の川辺川ダムといわれた川辺川ダムの村から相良村の矢上雅義村長の報告も衝撃的だった。昨年矢上氏がダム建設反対を公約にして選挙に出て当選してから、川辺川ダムに関係する自治体の首長は今までのように建設賛成を唱えなくなった。言えば選挙でおちる状態になった。利水の為とする水は高く~高価格で農民はそんな水は要らない。ダム工事はストップしたまま50年が経過している。

 1~2名の反対が草木ダムのある鬼石長の町長を19年務めた関口氏が県会に出てからは自民党の県議を含めて10数名の反対議員が正式ではないが関口氏に意を通じてきている。という。

 関口氏は言う。スペインの哲学者・オルテガは、政治家にもっとも必要な資質は「歴史的直感」だという。国家と国民が歴史の流れの中でどの方向をとるべきか、もしは望んでいるのかを肌で感じて行動に移す能力です。という。

 今その時代で、その政治家が待ち望まれていますと私は「歴史的直感」をしました。w