小説『周りに鳩が消えた日々』 -2ページ目

小説『周りに鳩が消えた日々』

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啓太「預けるしかないだろう…」

愛「預けるって誰に預けるのよ…?」

朱鳥「誰を預けるって…?(*^^*)」

愛「あすか~!! 」

啓太「おっ朱鳥~!!」

愛「勉強終わったの?」

朱鳥「うん!終わったよ~!!それよりお母さんお腹すいた~!!」

愛「あっ!ごはんまだだったわね!作りましょうか!」

啓太「よし!ごはんごはん!今日はなにごはんかな~?」

朱鳥「あっ!お父さんお帰りなさーい!」

啓太「ただいま!」

愛「ごはん作っておくから先にお風呂入ってきなさーい!」

朱鳥、啓太「はーい!」

啓太「よし!朱鳥一緒に入るか!」

朱鳥「嫌だよ~だっ!お父さん一人ではいってきなさーい!」

啓太「はーい!(´・ω・`)」

朱鳥「へこまないでよ~!!」

啓太「へこんでませんよーだっ!」

愛「はいはい!いいから入ってきなさい!」

啓太「あっはい!(怖い怖い)」

愛「なんか言った?」

啓太「なんでもないですよ~!!」

ガチャ…

朱鳥「ねーさっきの話なんだったの?」

愛「えっ?何が?」

朱鳥「預けるとか…」

愛「あ~こっちの話よ!気にしないで~!!」

朱鳥「わかった!気にしない!」

愛「先にご飯食べちゃおっか!」

朱鳥「そうだね!」

―お風呂―

啓太「どうしよっかな…言った方がいいのかな…俺が病気だって…もう少ししたら入院しないとってこと…余命3カ月って言われたし…そんな姿見せられないよね…」

―リビング―

朱鳥「お父さん遅いね(笑)」

愛「なんか、あったのかしらね?」

朱鳥「溺れてたりして(笑)」

愛「そんなわけないでしょ(笑)」

ガチャ…

朱鳥「あっ!やっと出てきた(笑)」

啓太「朱鳥…言いたいことがあるんだ…」

愛「言うのね…」

啓太「ああ…」

朱鳥「なになに?」

啓太「お父さんな、病気なんだ…それであと余命3ヶ月なんだ…それでそろそろ入院しないといけないんだ…だから朱鳥は、東京のおばあちゃん家に行きなさい。」

朱鳥「えっ…?なんの冗談?全然面白くないよ?そんな馬鹿なこといってないでご飯食べよっ!」

啓太「いや、本当なんだ…」

愛「朱鳥、これは本当のことよ…お父さんあと3ヶ月で死んじゃうの…」

朱鳥「お母さんまで…辞めてよ!そんな冗談面白くないって!(ノ_・,)」

愛「朱鳥…ごめんね…お父さんの死んじゃう所見たくないでしょ?だから、おばあちゃん家に行ってて…?」

朱鳥「死んじゃう所は見たくないけど…話さないうちに居なくなっちゃうの嫌だよ!」

啓太「じゃあ、決まりかな?」

愛「そうね、ずっと一緒に居ましょうか!」

朱鳥「うん!じゃあ、寝るね!」

愛・啓太「お休みなさい!」

がちゃ…

愛「いつから入院するの?」

啓太「実は明日からなんだ…仕事は今日付けで終わりにした。」

愛「そっか…じゃあ、今度は私があなたと朱鳥を幸せにするために働かないとね!」

啓太「ごめんな…」

愛「ううん、気にしないで!今までの恩返しだから!」

―朱鳥の部屋―

朱鳥「お父さん…入院するのか…お父さんの代わりになれるかわかんないけど…私バイト始めようかな…」

翌朝…

朱鳥「おはよ~!!ヤバイ遅刻遅刻!行ってきまーす!」

愛「ごはんいいの~?」

朱鳥「食べてる余裕ないよ~!!行ってきます!」

啓太「遅刻しそうなのか」

愛「見たいね」

がちゃ…

愛「今日からお父さんが入院だって言うのにね…」

啓太「まぁーそこまで大切じゃないからいいだろう…」

愛「でも大切なことですよ?」

啓太「そうかな?なんかありがと」

愛「そんなことより早く準備して行くよ!」

啓太「そうだな…」

―昼―

朱鳥「あ~美味しそう~!!」

友達「でしょ?自分で作ったんだぁ~!!」

朱鳥「いいなぁー今度私の分も作ってよ!(笑)」

友達「仕方ないなぁー今度ね!」

朱鳥「うん!ありがとー!」

キンコーンかんこーん!

朱鳥「あれ?もうそんな時間…?早いね…」

友達「授業真面目に受けないとね」

朱鳥「そうだね!」

先生「はーい!授業はじめるよ~!!」

生徒1「起立~!!礼!着席」

先生「教科書98ページ開いて~!!」

そして…3月11日14時46分

朱鳥「授業終わったね~!!」

友達「そうだね!つまんなかった~!!」

愛「病院久々に入ったわ~!!」

啓太「すまんな…」