†恐怖百物語†第8夜『歯磨き』その男は千鳥足で帰宅した。酒を飲み過ぎたせいだろう。そのまま寝ようとしたが彼は潔癖症。歯を磨かないとどうも気持ちがわるい。眠い目を擦りながら洗面所へむかった。ワシャワシャワシャ…しばらく磨いていると口の中が熱くなってきた。歯茎が痛い。舌も痛くなってきた。口の中すべてが熱くて痛い。思わず歯ブラシを吐き出すと、それはカミソリだった。
†恐怖百物語†第7夜『マンホールと女』帰宅中、マンホールの上でジャンプしながら「きゅっ、きゅっ、きゅっ、…」言っている女がいた。彼女はウチのクラスでいじめられている女だ。しゃべり片がキモいってのと、何より顔が気にくわない。あのジャンプしている姿だってなんだか…腹が立つ。私は彼女を突飛ばしマンホールの上にたってジャンプしてみた。「おい、何が楽しいんだよ。頭おかしいんじゃない?」そう言ってまたジャンプしたそのとき、彼女がマンホールの蓋をガパッと外した。ドサッ。…しばらくして意識を取り戻した。どうやら落ちた衝撃で意識を失っていたらしい。まわりは真っ暗だ。下はぐちゃぐちゃしていて臭いも臭い。すると、上の方から女の声が聞こえてきた。「じゅっ、じゅっ、じゅっ、…」
†恐怖百物語†第6夜 『手跡』この前、信号待ちしててさぁ後ろから何かペタペタペタって音がするから誰?警察?と思って後ろ振り替えったらさぁ窓に子供の手跡がたくさん付いてるんだよゾゾゾッてなっちゃってさ、すぐ服の袖でゴシゴシゴシって消しちゃったよ本当に怖かったよ、でもよくよく考えたらさ近所の子供たちが、道路で遊んでた事に気がついて少し安心したよよくあるいたずらかな?でもいたずらで本当によかったよあぁ~あん時は怖かった…