いつもいつも負け棋譜ばかり残していてはこれを見る未来の自分も浮かばれないので、今回はレアな勝ち棋譜を日記につけようと思う。1年後には負け棋譜の方がレアになっていることを切に願う。出来ればの話ではあるが。

 

今回は都成流で行った。一応一般公開しているのでこんな底辺にも来る方がいるかもしれない。その中には知らない方も居るかもしれないので、軽く都成流の説明もしようと思う。これで都成流ユーザーが一人でも増えてくれれば嬉しい。

 

 【都成流とは】

 その名の通りプロ棋士である都成竜馬先生が考案された戦法(ほぼハメ手のようなもの)である。都成先生はゴキゲン中飛車超急戦の3三香(都成新手)を編み出したことでも有名である。

 まずA図が都成流の第一歩。...これで分かった方も多いと思うが、私が都成流を使う理由とは『相手が角道を開けてくれなかった際に、何とかしてKK4以外の自分の土俵にもっていこう』という安直な考えに基づくものなのである。これで相手が角道を開けてくれれば両手を挙げて角交換しに行くし、させてくれなくとも都成流で乱戦になればまあどうにかなる、という感じである。

 次に相手が挑発に乗って歩交換したB図だが、この3一金がポイントである。ここからの相手の応手によってパターンがいくつかに分かれる。

 単純に相手が横歩を取ってきたときは4四角と上がる。ここでC図D図に分かれる。C図はまっすぐ飛車を引いた場合で、これは都成流のokパターンである。ここから都成流側は2筋に飛車を回って逆襲していく。気分爽快である。しかし、相手もそこまですぐには倒れないので注意が必要である。特に角交換を挑まれたらほぼ自分から取るようにすること。都成流はだいぶ手損をしているのですぐ角打ちの傷が生まれやすい。

次にD図は相手が2筋に戻った場合でこれは結構面倒だ。ここからは、飛車を引いたE図と飛車を成りこんだF図が考えられる。E図はこのように歩を使って抑え込みに行く。これでどうにかなるであろう。問題はF図である。一見2四歩で竜が捕獲できそうだが、2五歩と合わせに来る手が好手。これで金を上がっても以下2二金、2四歩、2三金、同歩成となって微妙に思う。それでも都成側もやれないことは無いと私は思っている。あとはこれを読むかもしれない各人の判断に任せるが。

 さてつらつらと横歩を取った変化ばかり書いてきたが、一番都成流にとって困るのは単に飛車を引く2八飛車(G図)である。これで同じように4四角と出るのだが、その後3三銀の瞬間に2四歩と打たれるのが嫌なのである。これには2二歩と打つしかないのだが、これで都成流側に2筋の主導権は回ってこない。その場合は中飛車にして頑張っているが、さてどうなのだろうか。早い段階で相手が角交換をさせてくれるのであれば、機を見て2四銀と歩を取って同飛には3三角の飛車銀両取りがかかったりすることもあるがなかなかうまくいかない。四間から立石流っぽく組みなおすのも昔指摘されたことがあるが、私には難しかった。

 

さて、本当は対局の記録を残そうと考えていたが、もう力尽きたので今回はこれで止めにしようと思う。これでは忘備録ではないのだがまあいいであろう。