直葬ということで、会社からの弔辞や花は丁重にお断りした。
親族も父方と、近場の親世代だけでいいだろうということだったが、
父と交流があった親族は来ていた。
母方の伯父は遠方だったが、事前に参加するという話になっていた。
火葬場に到着したとき、父方の従兄弟が敷地にいるのが見えた。
もう一人の従兄妹も仕事を休んで来てくれたらしく、控室にいた。
到着時に、控室から母方の従姉妹も顔を出していて、目が合った。
母方の伯母は外出できる体調ではない為、参加を見合わせたが、
伯父は従兄妹2人と一緒に参加してくれた。
住職は前日にも「伯父さん伯母さんに来て頂いてよかったでしょう」と
兄に話しかけていたが、この日も同様のお話をされた。
兄が「親戚もごく身近で」ということを電話でしていたのかもしれない。
住職は、そこまで簡素にしなくてもいいという考えのようだった。
親戚に会うのは6年ぶりかそれ以上であった為、よい機会になった。