麗しの皆さま
ごきげんよう
その日の夜は
なかなか眠れなかった。
義母が急遽
入院したと連絡があった。
”容態が急変”
そんな言葉を聞いて
うろたえた。
容態を心配しながらも
頭の中をよぎったのは
年齢を考えると
親を看取っていく時期は
ずっと遠い先の話ではないかもしれない。
旦那さんの夏の喪服は
どうだったろう?
虫が穴をあけていないか?
持っているのは
秋冬用だけだったか?
だんだんといろんなことが
覚えられなくなってくる。
実母が入院した病院へ
駆けつけたある日は
焦ってころんで
膝に大きな青あざができた。
あざは日が遅れて現れた。
親だけが老いてゆくわけじゃないのだ。
旦那さんはこんな状況の時も
デンと落ち着いている。
こんな時によく
落ち着いていられるなぁ‥
最初はそう思ったが
HSPの傾向があるわたしは
イレギュラーな出来事があると
眠れなくなったり
判断できなくなったり
ミスも多くなるので
バランスを取ってくれている
ありたがい存在なんだと思えた。
次の日。
旦那さんのオールシーズンタイプの
喪服を買っておこうと車を走らせた。
車で近い場所にある
十一面観音さまに
お参りに行っておこうかなと
思いつつも
疲れていたので
またにしようと思った矢先
電話が鳴る。
なんと!
その十一面観音さまのお堂を
管理されている方からだった。
また、お参りにいらっしゃる
予定はございますか?
観音さまのおふだを
お渡ししたいのです。
とのこと。
✴︎お堂にちょっとしたものを
寄贈させていただいたことがあったので
そのお礼だと思います。
あぁ、これは
お参りする流れに
なっているってことかな。
それでは
1時間後にお堂に向かいます
とお返事をした。
旦那さんはお休みの日なので
旦那さんも一緒だ。
観音さまから
どうぞ遠慮なく
お願いごとをしてくださいな
そう言ってくださっている
ように感じた。
だから
義母のことでお願いごとをした。
寿命については
本人の魂が‥ あるいは
天が決めることだと思っているので
義母のことに限らず
“長生きをしてほしい”という
お願い事はしませんが‥。
その小さなお堂は
扉がいつも閉まっていて
十一面観音さまのお顔は
拝見したことはありません。
ですが
隠されたパワーが漏洩しないよう
温存されているように思えた。
帰宅してから
食事をしたあと
いつもなら食後すぐに
食器を洗うのだけど
この時は
食器を下げるのも
洗うのもしんどくて
ソファで15分だけ
眠ろうと横になる。
だんだん
まわりの音が遠のいてゆく。
ハッと気づくと
2時間も経過していた。
食器は旦那さんが
洗ってくれていた。
ありがとう。
熟睡できたこの2時間は
ほんとうにありがたかった。
そこから元気が出てきて
みつけられなかった喪服を
午後からまた
別の店に探しに行った。
そこで気づく。
軽くなっているのだ。
心も身体も。
十一面観音さまの
おかげさまかもしれないな。
ありがたい。
義母の状態は今のところ
落ち着いているようだ。
このところ
以前よりもさらに
小さなことであっても
ありがたいな
ありがたいな
と思える気持ちが増えてきた。
想うとき
言葉を発するとき
そこに乗せる波動は大事だな。
麗しき人生







読んでいただきまして
ありがとうございました
玉依り写真館
ちょっと前まで
ヒゲダンって何?って感じでしたが
すっかりハマってしまいました。
✴︎CRY BABY✴︎
転調がいい感じ
美容院さんからいただきました。
ありがとうございます。
お尻みたいな黄桃
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