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勝ち組・負け組、などという言葉を耳にするようになってから、どうにも他者に対する責任みたいなものが薄れてきたように感じることがあります。

 

勝ち組だから全取りできて、負け組だから落ちこぼれる。みたいなそんな風潮といいますか。

 

勝ち組になるにはもちろん努力もあったんでしょうし、能力も高いのかもしれませんが、この勝ち負けの差異がどこまでも拡大すると、負け

dてる側はいつかどうにもこうにもならなくなって攻撃的な方法で取り返そうとするはずです。

 

「無敵の人」もそうですし、かなり昔の山賊やら追剥やらもそういう類の「リカバリーできない負けを背負ってしまった人」なのかもしれません。本質的にダメな人もいないとは言いませんが。

 

能力が高く、あるいはそこそこで自立できているのであれば、それに応じてどこかでかその能力を人のためにも使うべきなのかと思います。それによって自暴自棄にならずに生きていける人が増えれば少しはいい社会になるのかと思います。一義的には国の社会保障と、税金と給付による経済力の調整機能がこれを担うのかもしれませんが、「これがあるからもう俺はよいのだ」ではなくせめて身の回りの困った人に思いをはせてもいいのかなと思っています。

 

私自身、病院が嫌いなので診断等は受けずじまいで終わりましたが、かなり精神的にしんどい時がありました。頭を使わなければいけない職制にも関わらず、何も頭に入らずまさに無力・無能でまわりにとんと迷惑をかけた時期があります。しかもかなり長いこと。能力がないとまわりを助けることもできません。やはりまずは自立自転です。

 

それができる人は、例え少しでも他の人のことを思いはせながら生きられたら、よい社会になっていくのではないかと思います。

 

これを少林寺拳法では「自己確立」「自他共楽」「理想境建設」と表現しています。

 

 

 

 

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