シュート!Goal to the Future全13話が終了して1週間が経ちます。感想ブログも最期番外編です。最終回ですが普通に感想を書いても3年生である佐原と園田の2人については(例のあの場面も含めて)言及しないわけにはいかないのですが、私の今作の推しは佐原なので番外編として別で書くことにしました。作品としての感想としては前回で終了してますのでアニメの感想を読みたい方は読む必要はありません。そして感想といいつつ半分くらい妄想をナチュラルにぶっ込んでいますので御了承下さい。

 

最終回、掛川高校は全国出場を賭けた野間田との県予選決勝戦で負けてしまいます。私はまったく負けるという予想をしていなかったため最初は負けたことすら分からずに??延長戦とか??時間的にありえないし?と混乱していました。そして秀人達が泣いている事でやっと理解しつつも嘘?負けるんとかこの話そんなことあるんだという気持ちでした。もともと自分は普通に全国の切符を手にして作品として人気が出たら2期で全国大会やるという計画があるんだろうと思っていてその先入観が強すぎたからでもあります。放送後負けたショックでなかなか寝られなかったですがそこで「ああ、あたり前にそうなると思って深く考えてはいなかったけれど私は佐原が全国大会行くの見たかったんだ」と気づきました。誤解のないように言っておくと2期が見たいとは全然思っていません。けれど実際には見られなくても全国で闘ってる彼らがいる世界が見たかったのだと。そしてショックだった放送翌日から感想を見たり自分でいろいろ考えていくうちに掛高の敗戦は佐原というキャラにとって必要な負けだったんだと理解することができました。もちろん一番は今後も全国を目指していく主人公達のためにある敗戦です。もとも佐原達3年生は今の凋落した掛高サッカー部を象徴するように真剣にサッカーに向き合わずサボるダメな先輩として登場しました。これまでは練習試合がなくなっても休めてラッキーで自分がカッコ良くシュート決められばいい、試合に負けても「まあこんなモンっしょ。」と受け入れているようなキャラだった。最初1話の試合中も風馬がシュートにいくべき所を横取りして自分がカッコ良く出来る方をチームとして勝つ事よりも優先していました。でも真剣にサッカーが好きな気持ちに向き合い、真剣に勝とうとサッカーをして今回の決勝戦では負けて悔しくて泣いていた。佐原というキャラクターにとって負けて悔しくて泣くようになったという事がこの作品のなかで用意されていた成長だったのです。また彼らは試合終了時には自分たちが最期ではあっても自身はそこで泣くことはなく泣いて悔しがっている後輩達に声をかけ励ます側に回っていました。自分たちがダメにしたサッカー部をここまでのチームに立て直してくれたのが後輩達だと分かっていて自分たちが今しなくてはならない事も分かってるんです。この時観客席からは辞めてしまった2人の3年生が一番最初にねぎらいのことばを掛高にかけていました。

後は例のシーン、ロッカールームでの抱擁シーンですがこのシーンはもともと放送前のPVに入っていたため最終回にあることは想定されていて、このアニメがわざと狙ってこういうシーンを入れているということも分かっていた上で予想していなかったとても良いシーンでした。最初に見た時はロッカー広すぎないかと突っ込みくらいしかなかったですけど。もともとエコパの控え室でのシーンでハーフタイムではここに戻ってこないことは準決勝で分かっていたのため試合前に無かったので試合後だと予想できるのですが元々負ける事を考えていなかった自分には予想の候補にも挙がることはない、そして最高のシーンでした。しかし顔の作画については言われていましたがなんか一昔前でしたね(狙ってやってると思いますけど)。とはいえ毎回EDで同じような謎シーンを見せられていたのでどんな代物がきても耐性はあった。

そして思ったのですがこのシーンではすでに後輩達は着替えて外で待っているのに2人はまだ着替えてもいない。これは試合後は後輩達を励ましていた彼らですがまだ次があるこの試合が「はじまり」である後輩とは違い高校サッカーの最期だった2人。試合終了の挨拶や写真撮影などなどいろいろが終わって選手がロッカーに戻って試合の片付けが始まる中すぐに戻れずグラウンドを見つめて残っていたのかなと思っています。この作品のキャラたちは原作のキャラたちと違って自分がサッカーが好きなのかやりたいのか漠然として自分でも分かっていない子達が多く、それを成長して分かってく子達でした。でも当たり前だけど高校サッカーが終わりではないのでやっとサッカーの事「トーゼン大好きさ!」って分かったんだから「悔しくてやめらんねーっしょ」てなってずっとサッカー続けていて欲しい。外で待っている後輩達がみんなで「国立っしょ!」とか言うんだけどなにみんなも佐原のこと大好きなの?私も大好きだよーー!

後は最期の最期、引退する所までちゃんと描いてもらえて良かったですね。そこでも決して泣いたりせず泣いてる雨谷くんをまたお前はーって見守る最期まで先輩でした。引退したって言いながら明日も忘れて練欲しい欲しい。そして雨谷くんに俺昨日あんなに泣いたのに…ってあきれられてほしいです。なんかね佐原はね、もしも全国さらに国立まで行ってしまっていたら燃え尽きて国立に行ったことだけを自慢するオッさんになってた気がするんですよ。今までは進路だって多分真剣に考えてなかったと思う。だから進路を考え直してサッカー強豪の大学に行くために頑張って欲しい。そしてまだまだサッカーを真剣にやりたいなら神谷さんもいるんだし相談すればいいんだよ。神谷さんが掛高にいる間は教えてもらいにいったほうが絶対有意義なんだし。大学行ってもいつも来てお前は斉木さんかよ…って突っ込まれて欲しい。がんばって受験勉強して目標の大学に受かったらみんながやっと遊ぶぞーって喜ぶ中やっとサッカーできるって喜んで卒業までも目一杯サッカーやって大学でもサッカーやって下さい。その後はどうなんでしょうね。スピードのないスピードスタァがこのトンチキサッカーの世界でプロになれるか今の私には分かりませんけれど。

 

とりあえず最終回からの感想はここまで。あとは適当に言っておきたい備忘録です。

・今回のアニメはサッカーなのに11人揃わないのがあたり前という常軌を逸した流れだったのですが、もともと佐原達の先輩が引退した時(多分選手権予選で初戦敗退した時)の時点で10人になっているとするとそこから風馬と昴流が入部するまでは試合が出来ずにいた可能性もある。そして今まで対戦高には監督がいましたが掛高は多分監督はいなかった。磯貝先生の頼みで神谷さんに話がいったということになっているのを考えるとこの時までは昔の掛高と一緒で磯貝先生がいちおう顧問として名前だけはいるけれそ選手にまかせっきり、あたり前だけど原作のように選手の中に久保さんや神谷さんのような存在はいない。その中で過去の栄光を出されて凋落した言われる。3年生がサボるのはダメだとしてもモチベーションは選手自身だけの問題ではないのではとは別に擁護しようとかではなく最初から少し疑問には思いました。

・公式のキャラ紹介ページとOPでの描かれ方から掛川のメンバーに関しては主人公達3人以外では園田と佐原、GKの雨谷くんと並岡マネージャーに関しては少しは個々のエピソードがあり他5人はほぼほぼモブだろうと予想していました。そして良く見るとキャラ紹介では園田と佐原までは2パターンの顔も乗っているのでそう考えると今更ながらメインキャラではあったらしい。あと感想で佐原佐原と単体で書いていますがそこには園田もだいたい入っているのですけれど園田はそこまでダメな先輩として書かれてない感じがするんですよね。キャラ紹介ではサボって…って描いてあるけど直接的にはあまりなかったと思いますしキャプテンを辞めても精神的柱のままでいた(故意のハンドからのダイナミック退場もあったなぁと懐かしく思いながら)。なんとなく佐原に付き合ってあげてたように思えるので佐原は園田にもっと感謝しろって思っています。あと1回部を辞めた時の公園のシーンから園田はDFかと思っていましたがMFだった。守備的MFとかいう感じですか?決勝戦でも園田を残して全員上がれという作戦だったのでチームにとってはちゃんとキャプテンとしてまとめてくれていた存在でした。佐原については部に戻ってきた後は一年に紛れて一緒に嬉しそうにしていてたりムードメイカーになっているのが良かったです。

公式キャラ紹介ではもともといた3年の先輩のうち2人はのっていなかったので辞めるだろうし、佐原と園田はユニフォームではないのがいったんは部から離れることを示唆していたり、キャプテンと明記されている園田ではなく雨谷君がキャプテンマークをつけている事などストーリーが進むと分かるネタバラシのようなところもよかったです。最終的に11月中旬の決勝戦でもだれも学ラン着ていないのになぜか学ラン着ている佐原はいったいどこに出てくるんだ…(しかも反転なので合わせがおかしいという最期まで公式にあるまじき行為)。あとスピードスターという設定は作中に出てくることがあるのかと思っていたら最初はなんと合宿の時に寝る前にスピードスタァって言いながら寝たし、準決勝で「掛川のスピードスターとはこの佐原龍様のことだぜっ」と自分で宣言していました。まあそれもアホな感じがもともとのキャラ紹介からの予想通りで自分は大好きでしたけどね。とはいえ掛川のスピードスタァ様は秀人へのパスに間に合わないのですでにチーム内でもスピードが一番ではない疑惑がのこります。

最期になって書き殴りになってしまったのですが佐原は放送前の予想から割とそのままでさらに思っていたより良いエピソード満載で良いキャラだったと思っています。まだまだ推すから~!とだけ宣言して終わります。

 

 

最終回感想②主に原作との関わりについてです。

最終2回の感想を考えていて思ったのですがこの作品はもともと制作側からも言われていましたが「サッカーアニメではなくサッカーを通して主人公達が成長していく物語」です。確かにそこに関しては個々のキャラクターに対して伏線も含めて考えて設定され描かれています。そしてキャラクターに対しても愛情がちゃんとあると感じられました。まあ描き方が大分特殊なアニメになっていますがそれはどんなかたちでもいいから話題になればいいという側面からでしょうか。これオリジナルアニメとしてキャラクターの成長物語を創り出して行くうちに根本が覆ってシュート!であるという元々の発端がおまけになってしまっていったのだと感じました。完全に原作ファンからしたら迷惑でしかありません。

 

そしてもともとはもっと原作に絡んだ作品にしたかったという話があったと知る機会があったのですが、もしもそうだとしたらこれは何の確証もない個人の見解ですがなにかしらの権利的な問題で難しく完全オリジナルになったのではないかと思っています。シュート!に関して現在調べると原作の絵を使用していてもシュート!のロゴが使えないなどあるのでそのあたりからの一個人の見解です。(もしこのアニメに関してなんらかの発信を少年マガジンがしていたらさすがに間違いなので教えて下さい。)最終的にコンテンツとしてシュート!という作品を消費するというのでしたらゴン中山転生漫画をアニメ化してくれたほうが完全に面白かったと思っています。

 

このアニメ、いろいろな描写からネタとしても話題になってはいたのですが原作ファンにとっては「原作を深く理解している人間が制作内部に関わる場所にいないということがありありと分かる」ことが一番辛い所でした。最終回も久保さんの墓参りに行った神谷さんは「俺たち出来なかった事を託せる」と今の掛高の事を語りかけます。でも高校サッカーで神谷さんがいた掛高がなしえなかった事って何なのでしょうね?このアニメは原作のどこまでが過去として存在する世界なのか厳密には分からないのですが全国優勝はこの作品内でもしていますし、原作を考えたら最終的には出てきてはいなくともW杯優勝していてもおかしくない世界の人なのです。このように今までも原作を深く理解していたら神谷さんが言ったりしないようなことが沢山ありました。だからもうこの神谷さんは原作の神谷さんとは違う世界線の人物なのだと多くの最期まで付き合った原作ファンは割り切るしかなかったのです。20年以上前に止まっていたキャラクターの未来を描くのならもう少し理解して描いて欲しかった。それが出来ないのならば設定を深く創らないで原作ファンが自ら考えるくらいの謎設定でいてくれたほうが良かったです。今回最終回では最期まで姿が出てくることがなかった主人公トリオ最期の一人である健二の未来も判明。はもはやサッカーが関係なく酒屋の主人になっているという設定です。これに関してはシュート!といえば高校生飲酒をネタにしたお遊びなのだとサラッと流します。だいたい和広も掛川あたりにすでに戻ってきている設定なのでそれを考えたら和広と健二は掛高サッカー部の関わることが出来る距離にいたのに今までまったく無関係でいた(しかも和広は違う場所で指導者になっていた)ことになってしまいます。

本来はオリジナルアニメなので原作ネタが出てきてそれが原作における意味と少し違ったりしたとしてもこのアニメから興味を持って原作に入ってくれた人が「あーこれはそういうことだったのか」とネタバラシのように分かってくれれば良かったはずなのです。そうすればヌーディストビーチが存在しないことも分かります。しかしどうにもはじめに「クソアニメ」という評判が立つ方向性のアニメに仕上がっていたが故に原作ファンとしては「違う、このセリフは、このキャラは原作とは違うんだ」と弁解せずにはいられなくなってしまいました。

 

次に久保嘉晴という存在について。

ここ数年再燃してから私自身はシュート!という作品は久保嘉晴の物語だったのだなーと再認識しています。久保さんがいなくなった後も神谷さんやトシがいた掛川高校サッカー部には久保さんはそこにいたんです。だから最期で一美が監督していた掛高でさへ私の中ではもうシュート!の掛高サッカー部ではなかったし令和掛高はシュート!の掛川高校ではないんですよね。

そして今回のアニメ久保さんはほとんど出て来ませんでした。でもこの作品で久保さんが全面に出てこないというのは当然でもあります。現代の掛川高校サッカー部に久保さんのことがのしかかってくるのは誰も望んでいないことなのだから。だから主人公達との関係で出てくることはなくていいと思っています。ただこの作品においては神谷さんが出てくるわけでそこにおいてはもう少し出てくると思っていました。ちゃんとキャラ設定のイラストが公開され声優さんも有名な方でしたので。でもゲスト的な扱いだったようです。

今回のアニメにおいて久保さんのセリフは「神谷…頼む…」という一言だけでした。これ前アニメの声に寄せて下さっていたように思うのですがどうなのでしょうね。このセリフについては以前にもいやこんな使われ方されるセリフではないぞと思ってはいたのですが、改めてこれしか久保さんのセリフが無かったうえで考えるともし自分が原作をしらないで見たとしたら久保さんが病床で神谷さんの手を握って言ったセリフくらいに思いますね。だいたい今回墓参りのシーンがなかったら故人だと気づいてない人すらいたのではないかと思っています。そして久保さんのセリフがこれしか無かったことで、本来このセリフよりずっとシュート!のセリフとして有名である「サッカー好きか?」も「ボールを一歩でも前に…」もその背景が分からないのは仕方ないとしても久保さんの言った言葉だとすら分かって貰えていないかもしれないです。

そういえば予告でキャラクター達が唐突に愛の告白する謎ですが結局作中で完全に分かるようにはネタばらしされなかったです。トシの登場回で久保さんがトシに問いかけた言葉が「サッカー好きか?」でその言葉をトシが秀人に問いかけるのでそれを考えればなんとか分かるかもしれませんがさすがにハードルが高すぎます。もう一つ「サッカー好きか?」だけは久保さんのセリフとして出しても良かったのではないかとサラッと原作知っているくらいの人でもさすがに思うのではないでしょうか。そして今回アニメを見終わった上で考えていたのですがあまりにも原作ファンなゆえにどこまでがこのアニメでやっていたのかがすでに分からなくなってきました。原作が染みつきすぎて多分見返しても完全には分からない気がします。そして最終的な結論は一つのセリフに対してここまで思い入れがあって言及したいような原作ファンは完全にターゲットではないアニメでした。

 

最期にこのアニメについての私の気持ちなのですが。私は「シュート!Goal to the Future好きか?」って聞かれたら「(原作とはまったく別世界のものとして)大好きです!」と答えます。

だんだんとこんなトンチキアニメの常に情緒不安定なキャラにされたことに対する罪滅ぼしのような気持ちになってきていたのですが、特に最終2話の主人公達の想いを考えるうちに完全にこの子達の事が愛おしくなっていきました。もともと原作ファンとして見始めた訳で、原作ファンとしては多くの人と同じく原作の名を関するのは許さない作品だという気持ちも同じです。だからクソアニメと言われてもそれはそうと思いますがこの子達が大好きなのも正直な気持ちなのでこれからもこの作品のキャラクター達への愛を一人でも飽きるまで語っていこうと思っています。

シュート!と全く関係ない作品だったらそもそも見なかったですし原作オタクゆえに真剣に向き合い過ぎた結果こうなった訳ですが完全に特殊なケースなため原作好きな人に全然おすすめしないという事に変わりはありません。そしてアニメ感想はもう一つ番外編推しキャラ佐原編で終わりです(とはいえアニメの感想が読みたい人は全く読む必要はありません)

 

昨年11月の情報解禁から約10ヶ月が経ちました。長かったのか短かったのか令和シュート!アニメ最終回です。今回最期の令和アニメ感想ですがあまりにも自分自身がまとめられず恐ろしい長文になってしまうため3つに分けて書きます。①が主にストーリーとそれによって描かれたこの作品の主題である「主人公達の成長」について②がこの作品と原作に関わる想い③は番外編私の推し佐原編です。③はホント人様に読ませる物ではないのですが吐き出さないと自分がクソデカ感情に押しつぶされてしまうので。

 

最終回自分のサッカーをする場所と信頼できる仲間を得た主人公秀人が自分と一緒にしていたサッカーを捨ててしまった公平にもう一度同じ気持ちを取り戻してもらおうとお互いに全力で試合をする決勝戦。そして未来Futureへの始まりである後日談です。

まず最初に言いたのですが今回の最終回主に前半作画が酷い。なぜ最期の最期になって絵が酷くて見るのが憂鬱にならなくてはいけないのか。これを読んだ方は「今更何言ってんの?最初から酷かった」と思われるでしょうが今までサッカーのシーンや人物が米粒みたいだとかいろいろありましたがキャラの顔だけは綺麗だったのです(途中少しだけ神谷さんが崩れてた)。なのに今回主人公達4人の顔特に頻度としては公平の顔が今までからすると崩れている。多分普通に見てる方にとってはそこまで言うレベルではないし2回目に見た時はさすがに訂正を要求するレベルの酷さではないかと少し怒りのレベルを下げましたが前回の話から最終話のストーリーも期待していた自分にとっては見始めた時は最終回なのに嘘でしょ…と愕然。(その中でゴール前で構える雨谷くんだけはいつも綺麗でしたね。全部使い回しだからです)これ修正してくれないですかねー修正してくれたら円盤3巻だけは買いますよ。もともと最終回の最期のシーンまで放送前からPVで明かされていたので放送前の時点で制作終了している方式だと分かっていましたが、とはいえ締め切りがないという事ではないですもんね。でも最終回が終わって今からこのPV見返すと答え合わせのようで楽しいです。

 

決勝戦。結果としては掛川高校は負けてしまいます。私は掛高が負けるという結果をまったく予想していなかったためかなり驚きました。それはあまりにも自分の先入観が大きすぎてこの作品がキャラクターの成長物語だという面を理解していなかったのだと今は思っています。もともと静岡予選まで描かれることが分かっていたため全国への切符を手にして終了。もしかしたら最終的に全国優勝したことを匂わせて終わるか人気が出た時にはアニメ2期として全国大会をやる可能性を残すと思っていました。

改めてこの作品はキャラクター達がサッカーを通じて成長する物語です。主に最終2話は秀人と公平の話です。最終話にして今までとは違い選手とチームがどういう意思を持って動いているのか分かりやすく一番ちゃんとサッカーをしていました(比較する過去話が酷すぎるからです)アニメ特有の描写もありますがそのくらいしてバトルサッカーになってもいいんですよアニメなんだし。以前の野間田戦では弱すぎて11人抜かれした掛高ですが先制点も取れるし同点にされてもそこで落ち込まずに這い上がれるチームになっている。秀人が完全に止められてもそこからチームとして何をすれば勝てるのか考えることが出来る。野間田も公平だけに頼らない全員が勝つという強い意志を持って闘うチームです。

 

最初秀人は公平が自分とのサッカーを捨て、ゴールしても相手をさげすむようにする公平の変化に自分と一緒にしていた時のサッカーを否定されショックを受けているんですが(お前はどうなんだと公平に言ってますけど公平の言葉通りそれはお前のせいだよ)実際に公平がそれまでの自分のプレーを変えた所はあるにしてもこれも成長だと思います。そして作品の中では今まで自らシュートをしなかった公平が自分一人で進んで得点することを個人プレーに走っているように感じさせ、一人でサッカーやっていると秀人に言わせてはいますが野間田のチームはその変化を受け入れていますし、公平がはじめに取った2得点も決して公平だけの力でとった点としては描かれていません。ここに関してはもう少し完全に公平が個人プレーに走ってるように描いてくれた方が分かりやすかったのでちょっとナゾなんですよね。2点目の後にチームメイトがケガをしているシーンが出てくるのでもしかしたら公平のせいでケガをした描写があったのに省かれたのでしょうか?見返してもなぜケガしたのかは完全に不明でした。私はこの公平の変化って久保さんがやりたかったサッカーの一つを表すことに偶然?にもなっていると思いました。このアニメでは「ボールを一歩でもゴールに近づけろ」と神谷さんが掛高のメンバーに言い最期はそれが全員の想いになっています。ただし原作においてこの久保さんのセリフは「サッカーはチームプレーがすべてじゃない。ボールを持ったら観客すべてが自分を見ていると思え。そしていけるところまでいけ!」という言葉が前にあります。チームとして個々の技量を最大限に活かせるサッカー、チームプレーという名の下に我慢するようなことはなくお互いを理解し合い個人技にも貪欲になっていい、それが久保さんが掛高で実現したかったサッカーでした。今回の試合ではチームは公平の気持ちを理解し公平もそれを感じることが出来て最期のチームの勝利のための決勝点ではアシストにまわっている。この試合での公平の変化を考えていくうちに私は久保さんが言っていたサッカーを野間田のチームに見ることが出来ました。

試合最期、公平は秀人のシュートを見ながらこれで死ぬなら本望…って感じの表情になって元に戻ってしまったのですが希望としては今後も試合の時だけは黒い公平になって欲しいですね。これが本来の公平だというのはいいんですけどだってこの二人は違うチームであと2年間は闘うはずなのでいったい今後どういう試合をするんだと思ってしまう。毎回チームメイトが試合前「今日は辻は敵だ分かってるな!しゅうとのゴールが決まらないとか残念がるんじゃねーぞ」って確認するし、キャプテンが毎回「辻たのむ野間田に来てくれこれではまともに掛川とは試合ができない」って懇願するし、公平が「じゃあボクが掛川に転校するー」というのをチームメイトが阻止するというお約束コントが毎回発生するのが目に浮かびます。

 

主人公である秀人。それまでの秀人にとってはシュートが決まらない事=自分の存在価値がないとなっていました。でも今は信じてくれる仲間が出来てサッカーできる楽しさを再び感じている。だから余計に公平にも自分とのサッカーを取り戻して欲しいと思い全力で闘います。シュートが決まらなくても次はいける!だからお前にパス出すと信頼してくれる、シュートを決めることが出来なくてもそれを非難されることもなく一緒に悔しがってくれる仲間ができて心から素直にサッカーが好きだと伝えられる素直な子になりました。(仲間がいるという回想で全裸飛び込みを思い出すんじゃない)とはいえこれまでのストーリーとして主人公である秀人が一番分かりにくかったのは辛かったです。主人公なので一番感情描写があるはずなのに理解できない。原作はサッカー好きでサッカーしてないと自分は生きていないんだという子ばっかりでしたが現代の子はそんなふうに全てを正直に表に出せない子の方が多い、それが出会いによって変わっていく事を描きたかったのは分かります。とはいえさすがに描写がひねくれすぎていて中盤までは感情移入できませんでした。風馬がまっすぐな性格のキャラであるのと対照的に過去や闇を抱えて苦しんでいる主人公を描きたかったのは分かりますし素直になれないのは心の奥ではサッカーが好きだって気持ちがあるからなのですが最初の方はナチュラルに全然関係ないサッカー部の試合みてクズとか心の中で思ったり性格が悪かったです。

 

風馬と昴流。風馬は唯一闇を抱えてない子ですからこの敗戦を糧に全国を目指すでしょう。もともとはお父さんのリベンジという思いが大きかったのですがそれもすでに神谷さんに問いただされた時にサッカーが好きだからやっていると答えています。そいうえば予告のアンサーが風馬だけなぜかなかったのはなにか事情があるのでしょうか。でも作品内でちゃんと答は出しているので大丈夫ということにします。風馬もお父さんのためでなく自分のため一緒に闘う仲間のために掛高で勝ちたいと変わっています。

そして昴流。昴流は自分を救い出してくれた風馬に今までは依存していたのですがそこから抜け出して今は秀人も昴流にとっては風馬と同じくらい大切な存在になっています。基本的にすごい依存してただけなので自分というものが確立できたから今後ももっと変わってくと思います。この後の昴は憑き物が落ちたみたいに普通の男の子になって他にも同じくらい大事にできる存在がこれから出来ると思うのです。そしていつか(早ければ高校サッカーの後は)風馬と違う場所でサッカーすることを選ぶことが出来るのではないでしょうか。なんかその時にはもう風馬の方が逆にさみしがりそうです。

 

最終回試合に負けた掛高は次に向けて進みます。3年が引退して11人をまた割ったと言いますけど県準優勝して神谷さんが監督をまだやってくれるんですから次の新入生を待たなくても入部希望が来るのではないかと思うんですけどね。ここ最近は初戦突破すら出来なかったチームの準優勝、田仲俊彦の幻の左シュートを思い出させる秀人のシュート、神谷篤司が監督。多分ミラクルチームの再来と騒がれてしまうと思います。今まで神谷さんが過去にとらわれるなと言っていたように神谷さんはその外野の声からメンバーを守って過去ではなく未来のために自分のサッカーをしろと守って導いてあげるのが監督として、そしてミラクルチームを作り上げた人としてこれからの掛高にしてあげなければならない神谷さんの仕事です。Goal to the Future 過去にとらわれるな未来に前に向かえというのがこの作品の題名なのですから。

 

しかし原作ファンに嬉しい展開っていったい何だったのか。まあこれ元々はたしか最終回では原作との繋がりが感じられる=原作ファンに嬉しいという意味だったと思うので最終回で言うと・幻の左シュート・久保さんのお墓参り・トリオで唯一登場しなかった健二の未来軸といったところでしょうか。さすがにカウンターシュートは松下くんのシュートなので狙って原作ネタとして入れたというよりはというよりは一歩でも前へという言葉は文字通りの意味だけではなくゴールのために1回戻ることも前へと進むことと同じ意味でカウンターシュートになっただけであって、もし原作ネタだったら久保さんのシュートを再現したトシと和広のシュートの方がいいのでは?追記:幻の左を秀人が決めた後神谷さんが喜ぶシーンで観客席のトシ・和広の顔も一緒の画面に出て3人揃ったのでそれかも知れません。

私にとっては「原作との繋がり感じてうれしかった」事は公平が久保さんやりたかったサッカーをしてくれたことと秀人の幻の左シュートが原作の掛高が何も言わなくもアイコンタクトだけわかり合える信頼でつながってるのと同じくらいの仲間を信頼しているから決まったシュートだったという事です。

 

他気になった小ネタ

・今回客席から秀人のお母さんがねぎらいの声援を送ります(生徒ばかりの中に一人保護者)。最終話にしてはじめてお母さんだって言及していたのでは?いや普通にお母さんだと思うんだろうけど考察しているとどうしても裏を読みたくなってしまうのです。だから最期でちゃんとお母さんだって分かったので良かったです。お父さんも応援に行けないと秀人にメールがきていたので単純に離れて暮らしてるだけだと思いますが離婚している可能性も残されてはいるのでなぜわざわざ複雑そうな設定にしたのか理解に苦しみます。しかも貴重な13回しかないアイキャッチをあのお母さんに使ったのはさすがに無駄だった。

・公平と秀人の別れのシーンはこの決勝戦の会場であるエコパだったのですがわざわざここでしているということは2人にとってこの場所が何かしらの思い出の地でさらに誓いの場所にもなっているという事です。そこで2人がお互いに自分のサッカーを見つけて元の関係の戻って一緒にサッカーを出来たという話だと考えるとさらに思い入れが深まります。

・このアニメは狙ってああいうシーンをぶっ込んできているのですが公平のシーンは一応下を履いていることは分かるようになっているので越えてはいけないラインはあるのか…公式?

・この野間田との再戦は前の練習試合から6ヶ月が経っているらしいです。高校サッカーにおいて一番大きい試合というのは冬の選手権でしょうがシュート!を読んでいる人間からするとインターハイも同じくらいの重要度があります。私は神谷さんが来たのがインハイ予選で初戦敗退したばかりの廃部が濃厚になっている状況だと思っていました。予選決勝は実際の2021年を調べるとちょうど11月の真ん中なので6ヶ月前だと5月半ばなのでだいたい合ってるという答え合わせができました。今更考察するのも遅すぎるんですがだいたいこの部はもともと12人しかいない(しかも控えGKがいなそう)そして新入生も風馬と昴流の2人のみ。そのままいっても近いうちに同好会になっていた気がします。あんな過去の遺産のような立派なサッカーコートあるのに。

・最期の全員集合のアイキャッチをあれこそNFTで売って下さい。

・自分が視聴していたのは掛川の地元地上波で見られるテレビ静岡枠(日曜夜24時半~)だったのですが再放送としてほぼ一週間後の日曜朝5時半の枠がもう一つありました。最終回になってとてつもなく今更ながらこれは朝5時半に集合できるようになってたーーーと気づきました。1回しか集合しなかったので烏合やクズだったみたいです自分。

 

②に続きます。