エレキギターは実はアンプがないと音が出ない。だからアンプは楽器の一部なのだが、なかなかアタリに到達しないのはなぜだろう。
うちにも、なんか中途半端に台数がある。どれもいいなと思って持っているのだが、ギターほどには愛着がある訳でもなく、何となく、チャンスがあれば売り払ってやろうかと考えていたりするので、結局、どうも、恋人までいかない友達くらいの感じだ。

中ではブラックフェイスのChampが一番良い音だなあ、と思うのだが、いかんせん低音が出ない。本格的にすべてを託すにはちょと軽量級だ。Bassman60は低音はすごいけど、色気がない。F100-212はかなり良いんだが、トランジスタアンプなので、今ひとつのニュアンスという点で物足りなさがある。Champ12は素直だが、安っぽくて物足りない。

そこで、思いついたのがChamp12をF100のスピーカーで鳴らすこと。もともとChamp12は6L6をオーバースペック気味にドライブしているので、スピーカー2発くらいドライブ出来るんじゃないかと思ったわけ。インピーダンスが合わないけど、とりあえず音聞いてみるか、ということで試してみた。

ちょっとハイ落ちになるけど、いい感じだ。素直さはそのままで、ツヤと低音の伸びが出て、アンプの存在を忘れさせくれる。このクリーンはまさにレファレンスと言って良い。F100はヤマハ入魂の名器(アンプ部開発は東芝)だけあって、