今日はみどりの日。ということで、かつて記録を続けていたこの車両の話を。
埼京線205系。205系の中でも初期の頃から投入され、山手線から同車が引退したあとは6ドア車を2両組み込み、存在感を放っていました。
置き換えの話は開始される1年前から聞いていたため、このころ撮り鉄盛んだった少年こだまは他の被写体と合わせて撮る機会が多かったです。
そして、2014年。その時が来ました。
1月下旬だったでしょうか。ハエ22編成にさよならHMが装着されました。
まあいろいろとひどい…ですが、写真はこれしかなく…。
新宿方は沿線の名所が描かれたデザイン。
大宮方はエンブレムをあしらったもの。
当時は雪が降ることもありましたね。なのでこんな無謀な1枚も残っています。
HMなし編成も動いていました。こちらはハエ32編成。この時点で3編成が残存していたと記憶しています。
そして中旬、変化が。
さよならHMがハエ28編成に移し替えられたのです。びっくりしたのと、すぐに撮りに行ったのを今でも覚えています。
しかし、この2月は首都圏にしてはガチの大雪だったんですね…。データベースを漁っていたら、積雪が残る写真がわんさかと出てきました。
東雲にて。ここには3回ほど通いました。編成写真を撮るにはバッチリな構図が組めるんですよね。
こんな写真も撮ってたらしいです。うーん、構図はよさげだが露出などがひどい。当時はRAWを知らなかったので、いくら編集してもこれが限界です。
なんやかんや記録も済ませ、安心して引退を迎えられる。そう思っていました。
まさか生き永らえるとは。
埼京線にATACSが導入されるのに伴い、車両改造の予備車を確保する必要が生じたことから、一度装着したHMを外し、また変わりなく日々の運用をこなすことに…。
ちなみにこちらは11月に行われた試運転の様子。当時撮っていた中では結構いいほうだと思います。
結局、2016年10月に引退。一部は富士急行に譲渡され、トーマスランド号として第二の人生を歩んでいます。最後を見届けることはありませんでした。
その後、緑のバトンを受け継いだE233系が相鉄直通車に抜擢されるとは思いも寄らず。川越・八高線の209系3100番台がハエ28編成と同じような立ち位置になるなど、宮ハエは「何が起こるかわからない」が定番なのしょうか。
ともあれ、首都圏撮り鉄時代には当たり前のように見かけ、乗り、撮影していた埼京線205系。こうして振り返ると、記録していてよかったな、と思えてきます。
それでは今日はこのへんで…。