入園して1年半、ワークショップ等でたくさんのことを学び、実践してきました。何度も繰り返し大事な言葉を聞き、理解したつもりで家に帰っても、
なかなか思うように自分をコントロールできませんでした。主人や、友達に感情的にならずに接することができるのに、こどもにできないのはなぜだろうともう一度考えてみました。
今まで私に足りなかったことは、
「約束したことを今日もしないかもしれない」という子供を信じていない
私=子供への信頼
「自分のやり方と違うからイライラ」=子供を尊重することだったことに
やっと気付きました。自分の嫌なところとをやっと向き合えた気がしました。
何度も何度も学んでわかってたつもりで、実践してきたつもりでした。
でも、できていませんでした。
それに気付いたら、ワークショップで学んだことと実際の生活が、
やっとつながり始めました。
最近、知識と知恵の話をよくでます。確かに知識がないと自分が目指す子育てができない。
でも、知識はツールであって、それだけでは人の心に届かないのだとわかりました。 学んだばかりの慣れない知識を活かしたいという自分をつらぬくことに必死で、実践したつもりで、まだこどもの気持ちに入ることができていませんでした。知識を利用して、自分の言葉で自分らしく相手の気持ちを理解しようとする。
つまり、ツールの使い方=知恵
これが、知識と知恵の違いだと気付きました。
今ようやくスタートラインにたてた気がします。
先日、こどもの忘れ物のことが不安で階段をのぼりきれず、一時間も話し合いをしました。まだ、こどもの気持ちを聞きだすのが下手だと自覚しており、歩みは遅く、足りない部分が多いですが、話し合いの一時間の間、一度も感情的にならなかったことは私には大きな一歩です。
まだこのような気付きから1週間ほどしか経っていませんが、
こどものペースを黙って見守ることができました。
こどもの笑顔が増えました。
前よりたくさんこどもが自分から話をしてくれるようになりました。
こどもと一緒にいる時間が素直に楽しく感じるようになりました。
私は、こどもと主人と私の人生を豊かにしてくれたSISに入園できて今、とても感謝し、幸せに感じています。そしてこの先、さらに学び必ずまた前に進めると信じています。
(ペンネーム White Wings 5歳児母)