九段道場佐藤です。シニア大会は30歳以降に空手に手を染めて、現在40歳以上である人しか参加できない、年齢限定の大会です。40歳代を「松」、50歳代を「竹」、60歳超を「梅」の部と分けているところは、まるで鰻屋のようで・・・いまだに理由が不明???
それはともあれ、大会のレベルの高さは知る人のみぞ知る水準!形の個人戦と組手の団体戦が特に闘志が炸裂し合い、見どころ満載の大会となっています。そんな東京都シニア大会の形競技へ久しぶりにエントリーしました。今年の女子の形は松と竹が総勢59名、梅の部は4名でした。全体で4面あるうち松竹合同の使用面は1コートだけなので、優勝者が決まるまで2時間半、延々と形が繰り広げられます。選手は、各道場においては指導者クラスである方々も多く、一瞬として目が離せないほど内容の濃い競技となっています。
この日のために私が稽古してきたのは「セイエンチン」。4回も出てくる四股立ちの切り返しには瞬発力が要求されるので、目の前に聳え立つ<落ちることのない城>のような存在でした。最近数年間取り組んできたものの、なかなか納得がゆくようにできないので、「もうやめよう、この形はやめるんだ!」と何度も思わせたものでした。
かといって、セイエンチンを制せずして、その先の新しい形には進めない気持ちになっていました。今年のシニア大会で勝たなければ、1年間はまた先に進むことができないという強迫観念さえ抱いていました。しかし、ふと「セイエンチンは惚れ惚れするようないい形だなぁ」と思えた時がありました。その時から本当の稽古が始まったような気がします。
大会本番では、気持ちを集中させるようにしました。判定方式はフラッグ制。赤の自分が「セイエンチン」と形の名前を言った後は、青の相手が発した形の名はもう耳に聞こえてきませんでした。自分のセイエンチンと闘う気持ちしかありませんでした。・・・結果は勝ちでした
 そのことで気付いたのは、フラッグ方式の形競技においては相手を意識しない方がうまくいくという事でした。気にすればするほど負けを引きこんでしまいそうです。闘う相手は、形の中の想定上の敵以外にはないのです。その敵が見えるほどに、そしてその敵に勝てるほどに稽古を積む。そこにこそ形をする醍醐味があるといえましょう。
よく稽古を積まずして安易に級や段位だけを欲しがる人がいたりします。私自身も、早く黒帯を締めたいと気持ちが焦った時もありました。でも、そんな時は自分の真の相手が見えていなかったし、自分自身さえも見えていなかったと今は猛反省しています。級や段は他の人との差を示すものと錯覚されがちですが、標準は他人ではなく、己の課題にいかに取り組むかという自分の内側にあるものだと思います。順番を覚えた程度で審査に臨むとしたら、それは通過するだけであってステップアップしていないことになります。
昇空館の皆さん、じっくりと本物の空手や古武道をしていきましょう。大会であまりに素晴らしい形の数々を今回観て、そんなことを感じてしまいました。地道に稽古して、東京都シニア大会でいつか私も梅の花を咲かせられたらいいな、と思っているこの頃です。
10月28日に佐倉市民大会と東京都シニア大会がありました。

九段道場からは二手に分かれそれぞれの大会に参加しました。
結果は以下の通りとても良い結果が残せました。

●第17回佐倉市民大会
入賞者
(型)
・小学生6年女子の部  3位  柴山七海
・一般有級の部     優勝  三好淳史

(組手)
・小学生6年女子の部 3位  柴山七海
・一般有級の部 準優勝 田中真徳


●第14回東京都シニアオープン大会
・団体組手の部     3位  昇空館九段道場

九段道場Mです。

 小雨が降る中、道場に向かう。時刻は20:30、この日の練習も残りわずかな時間となっている。道場では予想通り既に組み手の稽古が始まっていた。佐倉市民大会を28日にひかえ通常の練習は残りわずか、この日の練習を休むわけにはいかない。


 大会に型・組み手両方でエントリーしているため型の練習も必要なのだが、明らかに練習不足である。何とかしなければ・・・叫び


 ともあれ、この日は組み手を精一杯頑張る事にする。組み手の課題は多々あるのだが、この日は間合いを詰める速さと連攻にポイントをおいてみる。具体的には腰からの移動と、蹴込み追い突きの有効性の確認である。ただ、同じ技のやりすぎには注意が必要である。(すぐにかわされるようになってしまう・・・)


 やはり組み手は難しい。突かれたり、蹴られたりでなかなか自分の思うようにはいかないものである。とはいえ、大きな気合を出しすっきりした気分で練習を終えるのであった。


 後は本番に向けてピークを持っていくよう頑張ろうと、ただただ思うのみであるメラメラ

毎年恒例の夏合宿。今年は、9/8(土)~9(日)。川口湖畔での開催でした。

場所は、この地区では常宿となりつつある「松屋旅館」。広い体育館とボリュームたっぷりの食事、筋肉痛にも効く温泉が、とってもありがたい宿です。


日頃、お仕事などで練習時間の確保が難しい大人拳士たち。2日間みっちり指導を受けられる夏合宿には、みんな何らかの課題をもって参加しています。今回の私のテーマは、「古武道の型・津堅志多伯のサイ」を覚えること。熱い気持ちを胸に、河口湖駅前でかぼちゃ風味の「ほうとう(※地元名物。かの武田信玄も陣中で食したとされる)」で腹ごしらえ、いざ松屋旅館へ。


練習では、基本の動作に続いて、今年は沖縄から先生を迎え、「御殿手(うどんでい)」を教わることができました。御殿手とは、琉球王朝に伝わる秘伝の武道。一対多の対戦を想定しているため、運足が独特。両足とも、指とかかとは浮かし、前足底のみで体重を支えます。相手の攻撃をかわしながら、ひらりひらりと前後左右に軽やかに動くステップは、さながら舞っているよう。

私たちの学んでいる空手(首里手)も、本来スピードと軽やかさを身上としていると思っていますが、もっとずっと「柔」のイメージが強いものでした。相手の力を正面から受けとめるのではなく、軽くいなしてかける関節技や倒し技は、なかなか動きがイメージしづらく、先生に技をかけてもらっては、床にゴロゴロと転がる拳士が続出。そしてそれは夜の懇親会でも続くのでした・・・。


二日間ともに汗をかき、気合を交わし、親睦を深めつつ、2007年度の夏合宿は無事に幕を閉じました。

私は、目標としていたサイの型を、かろうじて一通り覚えることができました。

館長の言葉、「10覚えても、実際には2つしか残らないかもしれない。しかし、それを続けていれば、2がやがて3になり、4になり、と少しずつ蓄積していくのです」を心の励みに、帰途、技ノートの記録に勤しむのでした・・・。


(九段道場・松井)

9月8日~9日に河口湖で昇空館の合宿うが行われました。
例年と同じ河口湖畔に宿を借り2日間の日程でした。
九段道場からは5名が参加(後ほど感想をブログに掲載してもらう予定)

今年はスペシャルゲストに沖縄から舞手の先生をお呼びして御殿手のさわりのさわり(にもならない)を教えていただきました。
実際にやってみるととにかく難しいの一言。
普段一対一の想定での練習をやっている我々には、一対多の武術の考え方を学べたのは大変貴重でした。

初日から空手、古武道、舞手、(+深夜までの飲みドクロ)とハードな日程でしたが充実した合宿になりました。





合宿所近くからの富士山(あまり関係ないですが、手元に合宿の写真がまだないので)