前回、顔が真っ黒に見えた自殺した女性の話を致しました。

死ぬ人間の顔が真っ黒に見えると言う体験ですが、実は意外に多くの方がされているようです。

特に珍しい事では無いので、そういうモノが見えたからと言って特段人生に大きな影響はありません

 

ところで何故死ぬ人の顔が真っ黒に見えるかと言うお話を科学的に分かりやすくいたしますと、簡単に言うと命の源を断絶した人だからです。

 

意味が分からない方の為に、あなた自身の事として分かりやすく説明をしていきますので、科学的かつ現実的に考えながら読んでみて下さい。

 

質問:あなたの実態とは何でしょうか。

 

あなた自身の事です、科学的かつ現実的にあなた自身の実態を教えて下さい。

 

この質問を理解しやすくする為に冷蔵庫を例えに出してご説明します。

 

質問:冷蔵庫の実態とは何でしょうか。

 

実態と言うのは本質ですね。本質とは物事の本来の姿の事です。

冷蔵庫の元々の、本来の姿ってなんでしょう。

 

答えは電気です。

 

電圧や電力を制御された電気に「冷やす」と言う目的を与える事で、手段として箱である冷蔵庫が存在しているわけです。

 

仕組みとしては、電気エネルギーが冷蔵庫の制御盤を通じて流れると、制御盤からそれぞれの機器に指令が出て、指令通りに機器が動く事で冷蔵庫本体が冷えるわけです。冷蔵庫の箱の部分は出てきた冷気を構造的に閉じ込めておく役割ですね。

 

これを図にすると。

 

実態   意思     道具     目的

電気 → 制御盤 → 冷蔵庫の箱 → 冷やす

 

 

大まかにはこのような図になると思います。

 

では続いてあなたの話です。

あなたの実態はなんでしょうか。

 

先程の図を用いて自分自身を説明してみて下さい。

 

 

実態       意思     道具    目的

?    → 感情、思う事 → 肉体  → 行動

 

 

思いつかれたのはこんな感じでしょうか。

 

目的の部分は、分かりやすく行動と入れておきましょう。

さて、図を見ると一番大切な実態の部分が?になっています。

先程冷蔵庫の図では電気エネルギーが入っていたところが?になっています。

人間にとって電気エネルギーにあたるものが実態のようですが、それはなんでしょう。

 

考えてみてください。あなた自身の事です。

 

エネルギーの欄だから物を食べる事で得られるカロリー?それとも呼吸で得られる酸素?

 

でもそれは自分自身では無い気がする。

 

さて、大変難しいですがあなた自身とはいったいなんでしょうか。

 

良く分からないので、あなたはなんですかと聞いた時に、自分の体全体を指して自分だと主張された方。

 

あなたの体をバラバラにして調べてみましょう。

 

さて、どの様な方でも体から小指の先を切り取った時、落ちている小指の先を自分だと言う人はいないでしょう。切り取る場所が腕や足だとしても同じ事です。切り取られてしまった部分以外の、自我、意識の残っている所を指して自分だと主張される事だと思います。

 

ではどこまでが自分だと言えるでしょうか。

 

色々と体を切り取った後、意識が最後まで残っている頭の中の脳みそが自分だと主張される方が多いと思います。しかし脳みそが事故や病気で欠損してしまった後も生存し続ける方が多くおられる様に、脳みそもどうやら細かく切り分けていけるようです。

 

脳みそは前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉、前、上、横、後と簡単なパズルの様に分かりやすく分かれているようです。さて、このどれが貴方でしょうか。

 

脳みそを色々と切り刻んでみると、どうやら最先端の科学では後頭葉のあたりの一部、小さなタラコの様なものが自我では無いかと言われているようです。

 

なる程、自分探しの旅を物質的に突き詰めていくと、後頭部辺りにある脳みその一部、タラコの様な部分に落ち着くようです。

 

では、この脳から切り取られた小さなタラコみたいなものが物質的な自分なのでしょうか。これが本当に自分自身?こんなタラコが?

 

OK。分かりました。私はタラコです。

素直なのが僕の取柄、抵抗はしない。僕はタラコ。

 

と言う事はこの脳タラコを最先端科学で物質的に全く同じ様に作り出せば、もう一つ私と言う自我を持ったタラコが出来ると言うことですね。と言う事は最先端技術でタラコ以外に体や脳みそも作ってそっくりそのまま私の肉体をつくれば私がもう一人出来るってわけですね。

 

なるほど。

 

たしかに現代科学では形成肉や、培養臓器の様に様々な肉体を科学的に作れるようにはなっています。もっと技術が向上してお金と時間をふんだんに使えば脳みそも含めて人間の体一人分位は作れるかもしれません。

 

これで出来上がったあなたのコピーはあなたでしょうか。

 

いいえ。

多くの人が知っています。

特に最先端科学を研究してる科学者の全てが認識している事があります。

 

科学的に造られたあなたのコピーの肉体が意思を持って動く事は決してないと言う事です。

 

何故でしょうか。

 

似たようなお話を私はある方に聞いた事があります。

その方は紙に書かれているある化学式を指しながら、「ここに書かれている化学式は水と光から栄養を造る事が出来る化学式だ。」そう言われました。「光と水さえあれば栄養が作れるなんて最先端の技術だ!」と咄嗟に思いましたが、その方はすぐに「これは葉緑体の化学式なんだ。」と言いました。

 

植物が光と水からジャガイモ等の栄養を造る事は良くしられています。その要所である葉緑体の化学式だったんです。

 

しかしその方は続けて「私達人間は、この化学式は分かっていて同じものが作れてもそれを動かす事が出来ない。」そう言われました。まさに先程のあなたのコピーと同じ考え方です。

 

何故でしょう。

この方の言葉をお借りするならば「何故なら、命が宿っていないから」だそうです。

 

 

 

先程の図を持ってきましょう。

 

実態      意思     道具    目的

?   → 感情、思う事 → 肉体  → 行動

 

実態の所には「命」「魂」と言われるものが入ると言うのはお分かりいただけたと思います。

最先端の科学で考えても、この実態の部分は?のままなのだと言う事も良く分かったと思います。

私達自身を動かす「命」や「魂」と言われるエネルギーの事を、私は便宜上「生命エネルギー」と呼んでいます。

 

「生命エネルギー」を図の実態の所にいれてみましょう。

 

実態        意思     道具    目的

生命エネルギー → 感情、思う事 → 肉体  → 行動

 

これが私達の本質を表したとても最も簡単な図です。

貴方自身もこの図の通りに出来ておられます。認めようと認めまいとね。

 

そして地球上にいる生物の全ては、意識しようとしまいとこの生命エネルギーによって動かされているのです。

 

この生命エネルギーが多く注がれている人は元気いっぱいに生きる事が出来ますが、反面この生命エネルギーが減少してくるとその人間には死が近づいてきます。

 

さらに生命エネルギーを遮断した人間の顔が真っ黒に見えるのです。

 

それが私や他の方が見る顔が真っ黒の人間の原因なのです。