こんにちは(=⌒▽⌒=)

昨日とはうってかわっていいお天気ですね。

気温もずいぶんあたたかくなりました。


東海道ウォーカーの方が歩かれるのにはとってもいい季節ですね。

東海道の宿場町であった土山では、今でもほぼ旧東海道を歩いて通っていただくことができます。

しかしながら1箇所どうしても迂回してもらわないといけないところがあるんですね。

野洲川を通るところです。

江戸時代に野洲川を渡ったところに橋がないので、川面から高いところにかかる国道1号の白川橋を通ってもらわないといけないんですね。


当時の野洲川には立派な橋がなく、水量の少ないときに川面すれすれに置かれた簡易な木板のような橋を通っておられたみたいですね。

水量の多い時期には何日も川を渡れずに宿場に足止めされたことから、雨の土山というイメージがついたとの説もあります。


迂回してもらうために人があんまり通らない旧東海道沿いにお地蔵さんがあります。

「馬倒地蔵(ばとうじぞう)」さんです。


滋賀県 土山町商工会-馬倒地蔵①

建立年代は不明ですけど、かなり古くからこの地にあったといわれています。

説明板とかもないですし、ごく普通のお地蔵さんなんですけどね。

地元でも近所の方しか知られてない東海道土山宿の隠れスポットです。


この名前の由来なんですけど、低いところを通っていた野洲川から一気に高いところに上がる道、つまり坂道がここにあったんです。

当時の基幹道路として人も馬も通っていた東海道だったんですけど、その坂道は馬が倒れてしまうぐらいの急な坂道だったそうです。

東海道の難所の一つで、いつしかその坂は「馬倒坂(ばとうさか)」といわれるようになったそうですね。


今では整備もされていますのでそれ程急な坂道ではないんですけどね。


滋賀県 土山町商工会-馬倒地蔵②

そんな坂道にあるお地蔵さんなんで馬倒地蔵さんなんですよ。

東海道を行き交う多くの旅人を見てきたんでしょうね。

現在は通る人もほとんどない静かなところにひっそりとたたずんでおられます。


土山宿の方から西側に旧東海道沿いを進むと「この先通れません。迂回してください。」と案内されています。

その先100mぐらい行ったところにあります。

実際にその先は通れませんので、戻っていただくことになりますけど、興味がおありの方は一度見に行ってくださいね(=⌒▽⌒=)